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2019 Fiscal Year Research-status Report

小学校児童の逆上がり及び後方支持回転動作を改善するための学習指導方略の開発

Research Project

Project/Area Number 19K20086
Research InstitutionNiigata University of Health and Welfare

Principal Investigator

針谷 美智子  新潟医療福祉大学, 健康科学部, 助教 (80826149)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords観察的評価 / 質的評価 / 全体印象 / 習得状況 / 逆上がり / 後方支持回転
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、これまで動作の改善や学習という観点から検討されてこなかった鉄棒運動の「逆上がり」及び「後方支持回転」に着目し、体育授業における小学校中学年児童の動作を改善するための学習指導方略を開発することを目的としている。この目的を達成するために、①「逆上がり」及び「後方支持回転」動作の実態調査、②観察的評価の基準を開発、③動作の質的検討、④動作の改善を課題とした指導プログラムの開発、⑤授業実践から検討することとした。本研究は、3カ年計画であり、1年目は、①と②の事項について検討する計画であった。
2019年度は、観察的に評価する際の基準を作成するために、片足踏み切り逆上がりの運動課題について検討することから取り組むこととした。先行研究から運動課題を検討し、本研究では、片足踏み切り逆上がりの運動局面を前半と後半の2つに分けて観察することを試みた。それぞれの局面において核となる運動課題を抽出し、観察的評価の基準を作成することができた。観察的評価の基準は、最も優れた動きをパターン5、最も未熟な動きをパターン1とし、5段階で評価することとした。
作成した評価基準の有効性を検討するために、小学校6年生の児童、計87名を対象に片足踏み切り逆上がりの実態調査を行った。その結果、半数以上の児童が逆上がりを習得していないことが明らかになった。このため、作成した評価基準を用いて動作分析を行ったが、多くの児童がパターン1もしくはパターン2の評価になった。
今後は、実態調査によって得られた結果を用いて、観察的評価の評価項目及び基準を再検討するとともに、身体各部の動作に着目して検討することが課題である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

概要で先述したとおり、実態調査の結果、半数以上の児童が片足踏み切り逆上がりを習得していなかった。そのため、片足踏み切り逆上がりを習得している児童の動作を質的観点から十分に検討することが出来ていないのが現状である。改めて実態調査を行うとともに、後方支持回転についても観察的評価の基準を検討する必要がある。

Strategy for Future Research Activity

今年度、前期期間中に、片足踏み切り逆上がりを習得していない児童の動作的課題を検討するとともに、後方支持回転の観察的評価の基準について検討する。また、後期期間には、改めて実態調査を予定している。協力校の授業者と打ち合わせを行い、調査内容の精選や調査方法について話し合いを進めていくことが必要である。

Causes of Carryover

調査研究の際、データ収集の方法を変更したため、人件費を使用しなかった。次年度の人件費へ充てるとともに、実験機材補充のための物品費として使用する予定である。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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