2023 Fiscal Year Annual Research Report
A comprehensive study of a short time low intensity exercise program to develop children's abilities
Project/Area Number |
19K20097
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Research Institution | Shujitsu University |
Principal Investigator |
森村 和浩 就実大学, 教育学部, 准教授 (30369037)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 有酸素能力 / アロメトリー / 有酸素能力推定 / 業間時間 / ジョギング / ランニング |
Outline of Annual Research Achievements |
「子どもの体力の低下が問題視されており,その向上は国の教育施策の柱の一つに位置づけられている.習慣的かつ積極的な運動・身体活動は,有酸素能の向上をもたらし肥満をはじめとする生活習慣病の予防だけでなく,健康な心や認知機能の向上など身心の発達にポジティブな影響を与える可能性が明らかにされつつあり,実用的な運動プログラムの開発が求められている.本研究では「成長期における短時間有酸素性運動が子供の有酸素能力の発達に寄与し,認知機能の向上に寄与する」との仮説に基づき,子どもの健やかな成長を支える実践的な短時間運動プログラムの検証と開発を目指した. 1)子供の短時間ジョギングによる有酸素能力の発達と影響を明らかにするため6年間にわたって日常的に短時間の持久的運動を行う児童を対象に相対的な成長(アロメトリー)の観点から検討した。その結果、学校で長期日常的な短時間ジョギングが子供の有酸素能の発達を促進している可能性を示唆し、有酸素能力の相対的発達は全国体力運動能力に報告される1日60分以上運動やスポーツを行う子供と同水準でることを明らかにした。また,有酸素能力の身長に対する相対的発達は低学年期から中学年期(身長130㎝付近)までに高まっている可能性を見出した。 2)子供を対象とする有酸素能力簡易評価法について主観的運動強度を用いた1分間走3回と自己ペース2000m走を行い検討した。その結果、1分間の走速度と2000m走速度は有意に1分間走の走速度が高かく、両者には正の相関関係が認められた.ブランドアルトマン解析による一致制の評価では比例誤差が認められ1分間走が早い子供ほど誤差小さいことが明らかとなった。以上、主観的運動強度を用いた1分間走は,子供の有酸素能や個々の適度な走速度を推定可能であると示唆された。
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Research Products
(1 results)