2020 Fiscal Year Research-status Report
幼児の体力・運動能力の発達を促す新しいジャンプ運動プログラムの開発
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19K20100
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Research Institution | Seiwa Junior College |
Principal Investigator |
坂口 将太 聖和短期大学, その他部局等, 講師 (10747231)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 発育発達 / 伸張-短縮サイクル運動 / 運動介入 / 疾走能力 / 調整力 |
Outline of Annual Research Achievements |
幼児期の体力・運動能力は、その後の運動発達や健康増進の基礎になるため、積極的に高めていく必要がある。本研究では、基礎的な運動能力である跳躍能力、疾走能力および調整力を効果的に発達させるための方策として、幼児期のリバウンド型ジャンプの発達過程およびその特性に基づく運動プログラムを開発する。その過程では、PDCAサイクルを利用することで各年齢・発達段階に合わせたより効果的な運動内容への改良を検討していく。そして、科学的なエビデンスとPDCAサイクルによって得られた実践知に基づく、より効果的な幼児の体力・運動能力の発達を促す新しいジャンプ運動プログラムを開発する。 2020年度は、介入実験を実施する予定あったが、新型コロナウイルス感染症の拡大が収まらず、研究協力先である保育所での測定ができない状況が続いた。一方で、新型コロナウイルスの特徴や性質が徐々に明らかになってきたため、感染予防のための対策も明確になってきた。そのため、研究協力先である保育所と打ち合わせを行い、もう一度運動プログラムを見直し、それに必要な用器具をそろえた。加えて、感染症予防を踏まえ子ども同士、保育者と子どもの接触機会を少なくした内容に変更した。実験スケジュールの再調整を行い、2021年4月から順次、介入実験を実施していくこととした。また、再度感染症が拡大した際の対応についても確認をとり、状況に応じてスケジュールを随時変更する形をとることとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度に入っても新型コロナウイルス感染症の拡大が終息せず、研究協力先の保育所に赴いての測定や介入ができなかった。そのため、研究協力先と再度打ち合わせを行い、研究スケジュールを調整しなおし、運動プログラムの内容を感染症予防を踏まえたものに再編集した。また、新しいプログラム内容に必要な用器具等を揃えた。今後は、再調整したスケジュールに合わせて研究を遂行していく。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度4月から感染症対策を十分にとり、介入実験を開始していく。測定ではできる限り園に滞在する時間を短くし、関係者との接触機会を減らす形で行う。また、運動プログラムも接触する機会を極力無くした内容にして実施していく。その後、介入前後のデータを分析し、次のプログラムに反映させた上で再度介入実験を実施していく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大のため、予定していた実験が延期となり、それに必要となる介入用の器具等の物品費、旅費および人件費・謝金が発生しなかった。次年度は、4月から実験を実施する予定のため、今年度繰り越した物品費、旅費および人件費・謝金を使用する予定である。その他について計画通り使用する予定である。
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