2019 Fiscal Year Research-status Report
Improving effects of Haskap fruit extracts on primary biliary cholangitis and primary sclerosing cholangitis
Project/Area Number |
19K20122
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ハスカップ / 原発性胆汁性胆管炎 / 原発性硬化性胆管炎 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ハスカップ果実抽出物の原発性胆汁性胆管炎(primary biliary cholangitis: PBC)および原発性硬化性胆管炎(primary sclerosing cholangitis: PSC)モデルマウスに対する効果を明らかにし、その分子的機序を解明する。当該年度においては、研究代表者はモンゴルに出張し、まずウランバートル近郊のDarkhan Herbal Plant Institutionで、ガイドラインに沿ってハスカップ果実を収穫した。同果実をMongolian Phamacy-Procurement State Companyに持ち込み、50-60℃の環境下で乾燥させた後粉砕し、supercritical fluid extraction法により、その抽出物(ethanol-based)を1500ml(純度25%)精製した(全工程2週間程度)。同抽出物は国際医療福祉大学医学部病理学教室の実験室に持ち込み、冷凍(-20℃)保存している。また、実験開始に先だって国際医療福祉大学の倫理審査を受審し、承認を受けた。国際医療福祉大学医学部は平成29年度に新設された医学部であり、研究環境がなかなか整わなかったが、現在では動物実験施設、病理学教室実験室とも整備された。以上のことから、今後PBC、PSCモデルマウスに対するハスカップ抽出物の効果を調べる実験を開始する準備が整った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
国際医療福祉大学の倫理審査を受審し、承認を受けるのに時間を要した。また、国際医療福祉大学医学部は平成29年度に新設された医学部であり、研究環境を整えるのに時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、以下のような2つの実験を行う予定である。 1. PBCモデルマウスに対するハスカップ果実抽出物の効果を調べる研究 ハスカップ果実抽出物のPBC改善効果を調べるため、低・中・高用量のハスカップ果実抽出物をPBCモデルマウス(NOD.c3.c4マウス)に投与する実験を行う。 2. PSCモデルマウスに対するハスカップ果実抽出物の効果を調べる研究 ハスカップ果実抽出物のPSC改善効果を調べるため、低・中・高用量のハスカップ果実抽出物をPSCモデルマウス(Abcb4-/-マウス)に投与する実験を行う。
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Causes of Carryover |
倫理審査や研究環境を整えるのに時間がかかり、動物実験の開始が遅れたため。
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