2021 Fiscal Year Annual Research Report
causal SNV探索を通じたApoA1遺伝子の新たな発現調節機構の解明
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19K20175
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
會田 雄一 筑波大学, 医学医療系, 助教 (60752152)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 生活習慣病 |
Outline of Annual Research Achievements |
次世代シークエンサーは世界中で膨大な量の塩基情報を生み出しており、医療のみならずヘルスケアへの応用が期待される。この第一歩は、次世代シークエンサーから得られた塩基情報と、人種や地域、生活習慣など様々な環境下で得られる表現型を組み合わせる解析である。こうした遺伝統計学的な解析によって得られた知見をさらに、生活習慣病の個別化医療や予防医療に役立てるためには、真に機能を有する「疾患関連変異」の機能解析を分子生物学的な実験によって進める必要がある。すなわち遺伝統計学的に疾患との関連が見出された変異が、どのような生物学的メカニズムによって疾患をもたらすのかを証明する研究である。本研究では、エンハンサーやプロモーターといった遺伝子制御部位に位置する一塩基バリアント(single-nucleotide variant: SNV)が、血中HDLレベルを規定するメカニズムを実験的に解明することを目的とした。これまでに、HDLの主要アポリポタンパクであるApoA1のプロモーターに位置し転写活性に影響を与えるSNVを新たに同定した。そして、このSNVが位置するDNAエレメントに「タンパクX」が結合してApoA1の転写を正に制御することを明らかにした。これらの結果をもとに、タンパクXの機能解析を進めた。また、同定されたSNVがもたらす肝細胞での効果を検討するために、CRISPR/Cas9による相同組換え修復を利用してSNVを導入する実験系の構築を進めた。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] 栄養素(ブドウ糖,アミノ酸,脂質)の代謝と肝疾患と糖尿病 生体イメージングを用いたニュートリゲノミクスへのアプローチ2021
Author(s)
武内謙憲, 矢作直也, 會田雄一, 村山友樹, Saber Zahra Mehrazad, 何敏煕, Karkoutly Samia, 陶都罕, 方波見京香, 志鎌明人, 升田紫, 泉田欣彦, 川上康, 島野仁
Organizer
第64回日本糖尿病学会年次学術集会
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[Presentation] 糖鎖センサーによる糖質・脂質エネルギー協調制御の解明2021
Author(s)
泉田欣彦, 呼延宜人, 和田亘弘, 升田紫, 武内謙憲, 畠山裕康, Saber Zahra Mehrazad, 會田雄一, 大村卓士, 加藤寛崇, 山崎悠理子, 大竹啓之, 石川まゆみ, 足立淳一郎, 森田智子, 皆川真哉, 矢澤麻佐子, 秋山義隆, 矢作直也, 古川清, 高橋倫子, 島野仁, 山内敏正, 門脇孝
Organizer
第64回日本糖尿病学会年次学術集会
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[Presentation] 多価不飽和脂肪酸(PUFA)によるSREBP-1特異的な抑制機序の解明2021
Author(s)
升田紫, 矢作直也, 武内謙憲, 和田亘弘, 呼延宜人, Saber Zahra Mehrazad, 沢田義一, 村山友樹, 會田雄一, 西真貴子[辰巳], 泉田欣彦, 位高啓史, 片岡一則, 島野仁, 門脇孝, 山内敏正
Organizer
第64回日本糖尿病学会年次学術集会
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[Presentation] Identification of PUFA-responsive domain on SREBP-1 as SCAP-independent C-terminal region2021
Author(s)
Masuda Yukari, Yahagi Naoya, Takeuchi Yoshinori, Aita Yuichi, Murayama Yuki, Wada Nobuhiro, Huyan Yiren, Saber Zahra Mehrazad, Sawada Yoshikazu, Shikama Akito, Izumida Yoshihiko, Shimano Hitoshi, Yamauchi Toshimasa
Organizer
American Heart Association Scientific Sessions 2021
Int'l Joint Research
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