• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

Improvement effect of yeast-derived gulcosylceramide on skin function by changes in intestinal flora.

Research Project

Project/Area Number 19K20185
Research InstitutionThe University of Nagano

Principal Investigator

福永 祥子  長野県立大学, 健康発達学部, 助手 (90738478)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywordsグルコシルセラミド / 腸内細菌叢 / 経皮水分蒸散量 / 弾性
Outline of Annual Research Achievements

プロバイオティクスは、摂取によって腸内の腐敗産物の産生量が減少させ、皮膚への移行量が減少することで、皮膚機能が改善することが報告されている。グルコシルセラミド(GlcCer)は、皮膚のバリア機能を改善する機能性成分として知られている。GlcCerは摂取後、数%が吸収されずに大腸まで移行することが報告されており、腸内での機能が期待されている。一方、炎症性腸疾患患者において、健常者と比べて腸内細菌叢が変化していることが報告されている。また炎症性腸疾患では、皮膚に障害が起こることも報告されている。その因果関係は明らかにされておらず、腸内細菌叢、皮膚機能、疾病の関連については不明な点が多い。本研究では、GlcCerについて健常および腸炎時の腸内細菌叢の変化および皮膚のバリア機能などに対する効果と、腸内細菌叢と皮膚機能の関連について検討する。
2020年度は、動物実験を実施してGlcCerによる健常および大腸炎マウスにおける効果(腸炎の評価、皮膚機能の評価、腸内細菌叢の解析など)を明らかにする実験を実施予定であった。しかし、感染症における対応業務などで実験をほとんど実施することができなかった。
2021年度は、動物実験を実施した。GlcCerの腸炎改善効果は認められず、皮膚機能の評価(経皮水分蒸散量、弾性)では、腸炎群で悪化の傾向であったが、GlcCerの効果は認められなかった。しかし、2021年度に実施できた動物実験は当初の計画の一部であるため、今後、再現性の確認を行うとともに、得られたサンプルの解析を行う必要性がある。
2022年度は、動物実験の再現性の確認およびサンプルの解析を行っていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2020年度の感染症による学内対応が2021年度も引き続きあり、エフォートの確保が難しかった。

Strategy for Future Research Activity

2021年度に実施した動物実験の再現性確認のため、動物実験を2-3回予定している。加えて、各実験で得られたサンプルの解析を実施する。2021年度後半には細胞実験に着手する予定である。

Causes of Carryover

2020・2021年度に感染症による影響により、研究活動の制限を受けたため、次年度使用額が生じた。2022年度まで研究期間を延長することによって、2020・2021年度の2年間に実施できていない研究を行う。

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi