2021 Fiscal Year Annual Research Report
Statistical inference for random-effects meta-analyses under model misspecification
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19K20229
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
長島 健悟 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任准教授 (20510712)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | メタアナリシス / 変量効果モデル / 予測区間 / モデル誤特定 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は「変量効果モデルにおけるメタアナリシス手法を網羅する統計ソフトウェアの開発」と「単変量の変量効果モデルにおけるモデル誤特定下での信頼区間と予測区間の検討」について引き続き研究をすすめ,「多変量の変量効果モデルにおける妥当な予測区間の提案」についての検討を行った. メタアナリシスの予測区間を算出するためのRパッケージ(pimeta package)に関するソフトウェア論文は,単変量の変量効果モデルにおけるモデル誤特定下での検討を進めた結果,大幅な修正を行う必要性が生じた.そのため,単変量モデルの論文投稿に合わせて追加の修正を行った.ソフトウェア論文についてはプレプリントを公開し,再投稿の準備中である.Rパッケージについては更新版を作成中であり,新たなバージョンを公開予定である. 単変量の変量効果モデルにおけるモデル誤特定下での信頼区間と予測区間の研究をすすめた.昨年度にシミュレーション条件の追加が必要であると考えられたため,追加のシミュレーションを実施し,単変量の変量効果モデルにおけるモデル誤特定下での信頼区間と予測区間の特性について評価した結果をまとめた.現在は追加したシミュレーション結果を含めて論文を改定・執筆中であり,完成次第投稿する予定である. また,「多変量の変量効果モデルにおける妥当な予測区間の提案」についての検討を進めた.新たな方法を導出し,現在は単純な条件下でのシミュレーションを実施したところである.この結果をもとに提案法を改良し,論文投稿まで研究を進める予定である.
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