経験知を補うデータ選択・計測による貧弱な計算資源の利用活性化

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 19K20296
• Research Institution: Tottori University
• Principal Investigator: 小山田 雄仁 鳥取大学, 工学研究科, 助教 (30708615)
• Project Period (FY): 2019-04-01 – 2022-03-31
• Keywords: データ選択 / ガウス過程 / データ計画

Outline of Annual Research Achievements

申請課題初年度はデータ選択に対象を絞り,基盤アルゴリズムの構築・カメラ構成のためのデータ選択手法の確立を行った.研究成果は国内学会で2件,国際会議で1件の発表を行った.また,初年度の成果をまとめて学術論文誌への投稿を準備している.まずはじめに基盤アルゴリズムの構築を行った.具体的には,カメラを使った撮影・計測におけるカメラの撮影パラメータに関する曖昧性を評価する方法を構築した.提案手法では,ガウス過程によってカメラ運動をモデル化する点,及び4頂点表現のHomographyによってカメラの位置・姿勢という異なる尺度を持つパラメータを評価する点に独自性がある.次に,基盤アルゴリズムを基にしたカメラ校正用画像の評価・選択手法を確立した.小規模な公開データセットを使って4頂点表現のHomographyを使った評価法の効果を検証した.今後は大規模データセットに対する実験・多様なカメラに対する実験などを実施し,その成果を学術論文誌に投稿する.
申請課題ニ年度はデータ選択の成果発表準備及びデータ計測の基盤アルゴリズム構築に取り組んだ．データ選択については，基盤アルゴリズムを大規模な公開データセットを使って評価・検証し，現在学術論文氏への投稿を準備している．データ計測については，基盤アルゴリズム構築及び関連研究の調査を実施した．
申請課題三年度は，前年度にコロナ禍の影響で自粛した機材購入・屋外でのデータ獲得などを行う．

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

成果発表の準備が遅れているため．

Strategy for Future Research Activity

三年度目は以下の項目を行う.
1. 初年度・二年度の成果を学術論文誌に投稿
2. データ計測の基盤アルゴリズムを検証し，対外発表

Causes of Carryover

理由: 成果発表をしていない，関連研究の調査に必要な学会参加登録費がかからなかったから
計画: 成果発表及び検証実験に必要な機材の購入