2021 Fiscal Year Research-status Report
最終処分場での硫黄酸化細菌が改質硫黄水銀固型化物の水銀溶出・揮発に及ぼす影響評価
Project/Area Number |
19K20479
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Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Principal Investigator |
尾形 有香 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環領域, 研究員 (50714200)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 水銀 / 改質硫黄水銀固型化物 / 硫黄酸化細菌 / 最終処分場 |
Outline of Annual Research Achievements |
硫黄酸化細菌による水銀固型化物からの水銀溶出・揮発に関するパラメータ取得のための試験法および評価手法を構築した。確立した試験系より、動力学的パラメータを取得し、硫黄酸化細菌による水銀固型化物からの水銀ガス放出シミュレーションについて検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
妊娠・出産があり、現在、育児休業中であることから、研究の進捗は当初の予定より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
確立した試験系より、動力学的パラメータを取得し、2種の硫黄酸化細菌による水銀固型化物からの水銀ガス放出のシミュレーションを実施する。また、本研究で得られた知見を統合し、硫黄酸化細菌が水銀固型化物の水銀溶出・揮発に及ぼす影響を踏まえ、最終処分場における適正管理を行う上での留意点について考察する。
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Causes of Carryover |
今年度、妊娠・出産があり、現在、育児休業中のため、当初予定していた研究が遅延しており、次年度に実施する必要がある。パラメータ取得のための試験に必要な試薬類、物品等および、シミュレーションの検討に必要なデータベースや解析ソフト等に充てる予定である。
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