2022 Fiscal Year Research-status Report
少子高齢化時代のスリランカにおける社会福祉―南アジア型福祉モデルの構想に向けて
Project/Area Number |
19K20522
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中村 沙絵 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80751205)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 世代間関係 / 高齢者 / スリランカ / 福祉 / ケア / 社会ネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
既に実施済みであったスリランカにおける世代間関係と高齢者ケアに関するサーベイ調査に関して、映像資料のテープ起こしを行った。スリランカが経済危機に見舞われてからは大学関係者も落ち着いて研究に従事するような状況ではなかったが、年度の最後数か月はようやく再開することができ、音声データや動画データの整理・分析に共に着手することができた。音声・動画データは200世帯分と膨大にあるため、分析は2023年度まで持ち越すこととした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ感染拡大が収束しないうちに、2022年春頃からスリランカでは経済危機が深刻化した。コロナ禍に対応すべくサーベイ調査を実施したが、そのデータの整理などを依頼していた大学関係者たちもなかなか落ち着いて研究に従事できるような状況になかったため、計画には遅れが出ている。ただ、年度の最後数か月はようやく再開することができ、音声データや動画データの整理・分析に共に着手することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
音声・動画データは200世帯分と膨大にあるため、分析は2023年度まで持ち越すこととした。現在、ペラデニア大学の研究者たちの協力を仰ぎ音声データのテープ起こし~細かい分析を行っている。今年度中にはデータを活かして共著論文の執筆にとりかかるべく準備している。
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Causes of Carryover |
スリランカはコロナ感染についで深刻な経済危機に見舞われ、予定通りに調査研究を実施することが困難であったため。
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