2021 Fiscal Year Research-status Report
子どもの外遊び空間の創出に資するアウトドア・レジャーの拠点形成に関する研究
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19K20566
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
磯野 巧 筑波大学, 生命環境系, 客員研究員 (50754884)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | アウトドア・レジャー / 子ども / 外遊び / ジオパーク / 日帰り温泉 / 観光行動 / 来訪動機 / コロナ禍 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、これまでの研究内容をまとめることに重きを置いた。具体的には、日帰り温泉施設の観光利用促進、星空の観光資源化による地域活性化の可能性に関する論考をそれぞれ結実させた。 ほか、コロナ禍ではあるが、オンラインを併用したハイブリッドな現地調査を遂行した。まず徳島県上勝町において、棚田資源を活用した子どもの外遊び空間の形成可能性について、市場の動向と地域社会の取り組みの両側面から検討した。つぎに、群馬県嬬恋村において、ジオパーク資源を活用したアウトドア・レジャーの実情とコロナ禍での優位性発揮について、ツーリストの来訪動機や観光行動の分析に基づき検討した。 これらの研究成果を2022年度に論考として結実させる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
査読付き論文1本、英文書籍(分担)1本をそれぞれ成果として結実されることができた。また、コロナ禍ではあるが、現地調査は着実に進展しており、最終年度である2022年度に研究プロジェクトを完遂させる目途がついている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き現地調査を遂行するが、コロナ禍を鑑みて、適宜オンラインツールを積極的に活用する。また、2022年度は最終年度のため、新たな現地調査は1~2件のみに留め、研究成果の活字化に重きを置くよう心掛ける。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため予定していたフィールドワークが制限されたため、旅費支出が大幅に少なくなった。その分の出張旅費は2022年度にまわす予定である。
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