2023 Fiscal Year Annual Research Report
Application possibility of active visual leading for design support.
Project/Area Number |
19K20615
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
小川 将樹 三重大学, 工学研究科, 准教授 (30772644)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | デザイン支援 / インターフェースデザイン / 視線誘導 / 視覚的注意 / 反射的眼球運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は本研究課題の最終期間として、昨年度の計画に従い、解析や補足的な実験、論文の執筆に取り組んだ。解析と補足的な実験の実施により、遅れを取り戻すために駆け足で実験を進めたことによる影響については、ある程度緩和できたと考えている。これにより、研究成果の公開に向けた準備は明らかに進んだ。しかし、同時並列的な作業となったこともあり、結果として本来目指していた年度内の論文公表はかなわなかった。残念ながら研究の成果と言う点では今年度の目標に達していないと言わざるを得ない。 研究期間全体を通じては、新型コロナの発生と流行に始まる様々な状況の影響を非常に強く受けた結果となった。初年度の後半には新型コロナによるパンデミックの影響が生じ、成果発表予定だった国際学会の発表がキャンセルになるなどの影響を受けた。同様の影響はその後も続き、期間内に再開されない国際学会もあった。翌年度は特にパンデミックの影響が大きく、被験者を募っての実験が進められないなどの困難を伴った。本課題の遂行にあたっては、この年度に生じた遅れがまさに致命的であった。年度の前半はパンデミック下の被験者実験に関する試行錯誤が必要となり、実験計画の見直しが必要となった。年度の後半では、状況に合わせた研究計画の再考と実験の遂行を進めた。翌年度からは徐々にパンデミックへの対応が進み、規制の緩和等も行われた。これに応じて遅れを取り戻すよう、実験研究を進めつつ、学会発表を積極的に行った。しかし、同年度にはまだパンデミックの影響が残っており、少しでも成果増やすべく、研究期間の延長を認めていただいた。延長した年度では、学会発表と補足的な実験を行い、論文の投稿に向けて尽力した。しかし、最終年度にも成果の公表数は目標に達しておらず、未だ公開に向けて作業中の内容も残っている。そのため、補助をいただいた成果の公表に至るまで、引き続き尽力する所存である。
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