2019 Fiscal Year Research-status Report
リアルタイムリンパ管蛍光造影ナビゲーションを用いたリンパ浮腫治療と制御への応用
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19K20669
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
河合 由紀 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (10581944)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | リンパ浮腫 / ICG蛍光造影法 / 用手的リンパドレナージ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、乳癌術後リンパ浮腫発症を予見・予防し、リンパ浮腫治療手技を科学的に評価し改良開発へ役立てることである。具体的には、ICG蛍光造影シス テムを用いて画像で視覚的に確認することにより、(Ⅰ)上肢のリンパ流路と流出していくリンパ節領域のマッピング (ARM; Axillary reverse mapping)を用いて術後リンパ浮腫発症のハイリスク患者を術前に同定すること、(II)リンパ浮腫に対する用手的リンパドレナージ (MLD)手技の適正さを科学的に評価して探索・改良を行い、 早期治療によりリンパ浮腫増悪を予防すること、(III)乳癌手術における腋窩操作時に、ARMをリアルタイムに確認しリンパ流障害の予防に役立てること、である。 初年度の計画に沿って、上肢リンパ流路の視覚的探索のために、リンパ流路を同定するためのICG蛍光法や画像解析に必要なシステムの準備を行った。また、乳癌術後リンパ浮腫の現況や手技の工夫などの情報収拾も行なった。 これらの準備をもとに、Healthy volunteerを対象としたICG蛍光造影法による、()上肢のリンパ流路と流出していくリンパ節領域のマッピング (ARM; Axillary reverse mapping)、(2)用手的リンパドレナージ (MLD)の数値化・計測評価、(3)MLDによるリンパ路誘導の視覚的探索、を行う予定で研究計画を立てたが、倫理審査において、Healthy volunteerを対象にすることが認められず、他の方法を計画中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度はHealthy volunteerを対象に、ICG蛍光造影法にて、(1)上肢のリンパ流路と流出していくリンパ節領域のマッピング、(2)用手的リンパドレナージ (MLD)の数値化・計測評価、(3)MLDによるリンパ路誘導の視覚的探索、を行う予定でシステムの準備を行なっていた。しかし研究計画の倫理審査において、Healthy volunteerを対象にすることが認められず、他の方法を計画しなくてはならなくなった。
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Strategy for Future Research Activity |
乳癌手術患者を対象にした研究計画を作成し直し、倫理審査承認を経たのちに、(1)上肢のリンパ流路と流出していくリンパ節領域のマッピング、(2)用手的リンパドレナージ (MLD)の数値化・計測評価、(3)MLDによるリンパ路誘導の視覚的探索、を含めた、(4)上肢リンパ流と乳房からのリンパ流の合流とリンパ浮腫発症との関連、(5)術後リンパ浮腫発症者でのMLDによるリンパ流変化に基づいた手技、への探索へつなげる。
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Causes of Carryover |
Healthy volunteerを対象とした研究計画が倫理審査を通過出来なかったため研究に遅れが生じ、Healthy volunteerに支払うはずであった謝金や研究に用いる物品費などに未使用分が出たため。
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Research Products
(2 results)