2020 Fiscal Year Research-status Report
尿中ナトリウム利尿ペプチドを用いた革新的心不全ホームモニタリングシステムの開発
Project/Area Number |
19K20724
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
片岡 直也 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (10791634)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
心不全患者におけるナトリウム利尿ペプチドと予後との関連性を中心に多角的解析を積み重ねた。その結果、ナトリウム利尿ペプチドの各分子種を個別に精密測定することで、心臓再同期療法への反応を予測する事が可能である事が分かった。現在、論文として投稿中である。なおその過程において、心臓再同期療法による左室心筋リバースリモデリングや、僧帽弁逆流に対する反応を、心電図指標で予測可能である事も見出し、論文として投稿している所である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度は、心不全患者を中心としたバイオリポジトリ構築を推進したが、COVID-19による緊急事態宣言等で一定期間試料採取を中断せざるを得なかった。そのため本年度で結果が出る見込みであった、実臨床における尿中ナトリウム利尿ペプチド濃度の測定は達成しなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度達成しなかったバイオリポジトリの構築へ向けて、症例数を積み重ねる予定である。
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Causes of Carryover |
本年度はCOVID-19対策として一時期研究が完全に停止していたため、申請額とは異なる使用額となってしまった。翌年度には本年度行えなかった測定実験を行う事で、当初の予定通りの研究費となる見込みである。
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Research Products
(2 results)