2018 Fiscal Year Annual Research Report
Co-existence of English as a lingua franca and multilingualism: exploring new possibilities for language learning in study abroad
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18H05597
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
木村 大輔 東京大学, 教養学部, 特任講師 (00825523)
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Project Period (FY) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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Keywords | 留学 / 英語学習 / 非英語圏 / 語用論 / 言語使用 / アイデンティ / 多言語 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年は、文献調査、国際学会での意見交換、フィールドワークの準備、論文執筆・寄稿の4点に注力した。文献調査はでは、類似する先行研究が少ないため、従来の語学留学研究の他に、質的調査の方法論についても広く学び、自身の研究執筆に備えた。 3月には、アメリカジョージア州で開催された、アメリカ応用言語学会に参加し、意見交換を行った。留学研究の専門家が多く参加しており、彼らと私の研究について話す中で、私の研究の独自性とタイムリーさを改めて確認する事ができ、助言も受けることができた。数人の研究者と共同研究の話も持ち上がり、今後の研究の足がかりを築くことができた。また、別の研究者(語用論研究の第一人者)から論文執筆の依頼を受けた。これは現在執筆中である。 フィールドワークの準備は、必要な機材の調達と質問調査紙の作成を行った。また、参加者募集のための現地の大学教員とのネットワーク形成とチラシの作成などにも注力した。 博士論文の一部として収集してあった非英語圏での留学に関するデータをもとにした執筆も行い、Journal of Pragmaticsと(査読中)とStudy Abroad Research in Second Language Acquisition and International Education(掲載済み)、JACET ELF SIG Journal(掲載済み)へ寄稿した。これらの論文は、本科研費助成事業に直接関係のある内容である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予定していた研究協力者からの助力を受けることができなくなってしまったため、フィールドワークの時期は2019年に延期せざるを得ない状況になってしまったが、現地の複数の大学に在籍する協力者を確保することができたため、遂行が可能である。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は学会参加、論文執筆に加えて、フィールドワークとデータ収集に注力する。
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