2021 Fiscal Year Research-status Report
Policy process on fast reactor development in National Security
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19K20874
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| Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
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Principal Investigator |
小伊藤 優子 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 高速炉・新型炉研究開発部門 戦略・計画室, 任期付研究員 (80827080)
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| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | 高速炉 / 原子力 / 政策過程 / 安全保障 / 史料調査・収集 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、これまで見過ごされてきた高速炉開発に関する政策過程を明らかにすることにある。
令和3年度は、過年度に引き続き、インタビュー調査及び行政文書調査の継続的な実施により、高速炉開発に関する政策過程を明らかにするためデータが不足していることを補い、研究を促進することを予定していたが、令和元年度以降、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、当初、計画していた、対面形式でのインタビュー調査や公共施設での文献調査を行うことが困難な状況が続いている。そのため、令和３年度は、令和2年度に引き続き、過年度に実施したインタビュー調査で収集した音声データ等の整理に取り組むとともに、高速炉開発に携わった海外の技術者に対して、電子メールを使用したインタビューの事前調査を行い、オーラルヒストリーの準備を進めた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和３年度は、高速炉開発に関する政策過程の事実関係の整理を進めるとともに、政策決定構造の特徴について、より正確に把握するために、国内外でのインタビュー調査及び行政文書調査の継続実施を予定していたが、令和元年度以降、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、対面形式でのインタビュー調査や公共施設での文献調査及び海外調査が困難な状況にあり、実施を見送っているため、当初計画に対して遅れが生じている。
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| Strategy for Future Research Activity |
高速炉開発に関する意思決定の過程の事実関係の整理を進めるとともに、政策決定構造の特徴について、より正確に把握するために、国内外の高速炉開発の政策過程に携わった当事者に対するインタビュー及び行政文書調査を継続する。
過年度の調査結果を踏まえて、高速増殖原型炉もんじゅの研究開発に携わってきた関係者のみならず、核不拡散に向けた取り組みに関わる関係者も調査対象とし、本研究の目的である「高速炉開発に関する政策過程の解明」をより精緻に達成し、調査結果をまとめたデータベースを充実させるために、国内外の新型コロナウイルス感染症の感染状況を考慮しつつ、感染防止対策を十分に講じた上で、オンライン会議等を活用したインタビュー及び行政文書調査を実施する。
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| Causes of Carryover |
当初計画に追加して、令和３年度に実施を予定していた、高速炉開発に携わってきた海外の技術者へのインタビューと行政文書調査が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けて実施できなかったため、インタビューと行政文書調査に係る費用が次年度使用額として生じた。
令和３年度に生じた、次年度使用額は、令和４年度に実施予定の海外の技術者に対するインタビューと行政文書調査及び成果発表に係る費用並びにこれらを実施するために必要となる新型コロナウイルス感染症の感染対策に係る費用として使用する。
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