• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2020 Fiscal Year Research-status Report

米軍基地で育った「沖縄系アメリカ人」のアイデンティティ形成とディアスポラ的経験

Research Project

Project/Area Number 19K20914
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

山里 絹子  琉球大学, 国際地域創造学部, 准教授 (00635576)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywordsディアスポラ / アイデンティティ / 沖縄系アメリカ人 / 米軍基地 / ライフストーリー / 戦後沖縄 / ハワイ / 冷戦
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、アメリカ統治下時代に、沖縄の米軍基地で育ちアメリカの教育を受けた「沖縄系アメリカ人」が、沖縄とアメリカの狭間をどのように生きたのか、そして、現在どのように自己の人生を物語るのかに着目し、アイデンティティ形成・交渉のプロセスと戦後の沖縄とアメリカ、そして日本との関係を考察するものである。申請時の研究計画では、1972年の沖縄の「本土復帰」に伴い、沖縄を離れハワイに渡った方にもインタビューを行い、ライフストーリーをお伺いする予定であったが、新型コロナウィルス感染拡大のため、ハワイでの調査を実施することができなかった。研究計画を見直し、沖縄県内でこれまでに収集したインタビューを中心に分析を行うことにした。2020年度はインタビューの文字化とライフストーリーの分析を主に進めることができた。また、理論的構築を進めるために、戦後沖縄研究及び冷戦研究、またディアスポラ研究の動向についての文献調査も行うことができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

申請時に予定していたハワイ州オアフ島での聞き取り調査は、コロナウィルス感染拡大のため実施することができなかったが、2019年度に沖縄県内で実施したインタビューの文字化、ライフストーリーの分析、また理論構築のための文献調査を進めることができた。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウィルスの感染拡大のため、2021年度もハワイでの調査は難しいと考える。申請時の研究計画を見直した上、2021年度は、2019年に収集した沖縄在住のインタビュー協力者のライフストーリーの分析をもとに論文執筆と学会発表を行う予定である。

Causes of Carryover

コロナウィルス感染拡大のため、ハワイでの現地調査ができず旅費の執行ができなかったため。2021年度は、これまでの収集した史料とインタビューの分析を基に、本研究の研究成果を英語論文としてまとめ学会発表を行う予定である。

URL: 

Published: 2021-12-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi