2019 Fiscal Year Research-status Report
Research on Learning of Patient's Sleep Rhythm and Care Support Mechanism for Reducing Caregiver Burden
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19K20922
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
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| Research Institution | Doshisha University |
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Principal Investigator |
高原 まどか 同志社大学, 研究開発推進機構, 助手 (40823000)
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| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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| Keywords | 在宅介護 / 高齢者 / 睡眠 / 要介護者 / 介護者 / 介護環境支援 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では，要介護者らに対して個人の睡眠リズムに基づいた適切なアドバイス等を行い，介護者・要介護者の睡眠状態の向上のための主導的な行動変容を促し，要介護者らの情報を支援者と共有し適度な距離感で適切な支援を受けることで，要介護者と介護者双方の睡眠問題を改善することを検討した研究である．この仕組みの実現のために，以下の，１ユーザ個々の睡眠リズムの評価機構の構築，２要介護者らの睡眠支援および行動変容のための仕組みづくり，３要介護者ら・支援者間での支援環境作りのための情報共有の仕組み作り，の3つの課題に取り組んだ．
2018年度は，上述２の，会話制御の仕組みの構築の第一歩として，Google Homeを用いて，合成音声と被験者の身近な人の肉声による発話が，被験者の心身にどのような影響を与えるかを検証・比較し，肉声による発話がfeedbackの手法として有効であるかを検証した．実験の結果から，被験者の身近な人の肉声による発話は被験者に受け入れられやすく，被験者のパートナーとの関係性を変化させたと評価できた．また，合成音声と肉声の発話の実験期間中の被験者の睡眠点数を比較して，肉声の発話の実験期間中に睡眠点数が向上したことから，被験者の親しい間柄の人物の肉声による発話が，睡眠の質の向上を促した．
また，2019年度は，上述１の睡眠リズムの評価機構の仕組みの構築の第一歩として，睡眠リズムの評価機構の構築のための，睡眠についての知識・評価技術の習得及び，提案システムの構築に取り組んだ．本研究では，睡眠医学より，睡眠の導入90分に，その日の睡眠特性と睡眠の質の改善のために行う様々な改善手法のフィードバック結果が顕著に表れることから，睡眠の導入90分をその日の睡眠状態の評価の指標とする手法を採用した．
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
この区分を選択した理由として，以下の2つの理由を述べる．
・本研究課題の提案機構の一部は，研究協力者のStanford大学西野精治教授からの意見を参考に構築する予定であるが，西野氏の多忙な業務により，打ち合わせを設ける機会が想定より少なくなり，構築に遅れが生じたこと．
・実験協力者の体調の変化や持病の悪化により，提案機構の導入が遅れたこと．
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| Strategy for Future Research Activity |
本研究では，今後は，本提案研究の全てのシステムの構築及びフィールド実験の実施と，規模の拡大および実験システムの機能拡張・高度化を図る．
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| Causes of Carryover |
研究の進捗の欄に記載した理由により，研究に遅れが生じたため，フィールド実験の為に購入予定であった使用機器やデバイス(Google homeやTANITAの睡眠マットレスセンサ等)を今年度購入する．
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