2021 Fiscal Year Research-status Report
性暴力被害者の被害実態の分析および性暴力被害者に特有な二次被害に関する調査
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19K21007
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Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
淺野 敬子 武蔵野大学, 人間科学部, 助教 (40823414)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 性暴力被害 / 二次被害 / ワンストップ支援センター / PTSD / 性暴力被害者 |
Outline of Annual Research Achievements |
被害者の支援ニーズに合わせた切れ目のない支援を行うためには、支援者および専門家は性暴力被害者の実態に即した介入を効果的に行うことが必要である。また、刑事司法や医療機関にかかわる機会が多い性暴力被害者に対しては、それらの専門家が二次被害を与えることなく介入を行うことが被害者の精神健康の回復において重要であると考えられる。 研究者はこれまで都内ワンストップ支援センターから紹介を受けた性暴力被害者のカルテ調査を行ってきた。 令和3年度は、令和2年度に学会で報告した性暴力被害者のカルテより情報を収集分析対象者は70名(平均年齢26.8歳,SD 8.7)の分析結果について論文執筆を進めた。 性暴力被害者に特有な二次被害に関する研究(インタビュー調査)は、研究計画を策定し、倫理審査の準備を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和2年度に学会発表したカルテ調査の分析結果について論文化を進めており、おおむね順調に進展している。また、性暴力被害者に特有な二次被害に関する研究(インタビュー調査)は新型コロナウィルス感染拡大の影響による業務多寡や研究対象者確保の困難さから研究計画の策定が遅れていたが、現在、研究計画を策定し倫理審査書類の準備を進めており、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度に学会発表した性暴力被害者の被害実態調査(カルテ調査)について、論文化を進める。 性暴力被害者に特有な二次被害に関する研究(インタビュー調査)は、研究実施に向けて研究計画書を作成し、倫理審査の申請を行う。 本研究に関する最新の知見を得るため、学会および研修に参加するとともに、文献収集および文献レビューを今年度も継続して行う。
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Causes of Carryover |
採択課題について、より精度の高い成果を取りまとめるため、補助事業期間再延長を申請したため。
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