2019 Fiscal Year Research-status Report
男性不妊当事者の求める心理的支援の実態‐心理的支援体制の構築を目指して‐
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19K21017
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Institution | St. Mary's College |
Principal Investigator |
井口 亜由 聖マリア学院大学, 看護学部, 助教 (10755888)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 男性不妊 / 心理的支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
男性不妊当事者の心理に関する国内外の研究を概観すると、男性不妊当事者がどのような心理状態で、心理的支援を得ているかの実態を把握している研究は未だ少ない。よって、日々男性不妊専門外来で当事者に接する看護職者の視点からその実態を明らかにし、その結果から求められる支援について示唆が得るため、男性不妊専門外来への研究協力を依頼し、対象となる看護職者へインタビューを実施した。
研究実績の概要 【具体的内容】本研究では男性不妊当事者が現状として、どのような心理的支援を必要とし、具体的に得ている心理的支援の実態を明らかにすることであり、対象者は男性不妊当事者の心理的負荷を考慮し男性不妊専門外来に勤務をする看護職者を対象とした。平成30年度は男性不妊当事者の心理とその支援の実態が明らかになるよう、スーパーバイズを受けながらインタビューガイドを作成し倫理審査において本研究の倫理的配慮も十分に検討し承認を得た。インタビュー終了後、現在分析を進めている段階であり、今後質的研究の実績のある研究協力者とともに内容分析を進めていく予定。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
エフォートや私的な環境により、研究に取り組む時間が十分に確保出来なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
現時点でデータ収集は終了しており、分析を行っているため、研究協力者と予定を合わせながら、研究結果をまとめていく予定。
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Causes of Carryover |
補助事業期間中に研究結果をまとめるには至らず、期間延長を申請したため、結果の公表に充てる予定だった費用が未使用となった。今後は研究結果発表に要する旅費もしくは論文投稿費に使用する計画である。
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