• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2019 Fiscal Year Annual Research Report

スモールツール研磨加工における除去能率の超安定化

Research Project

Project/Area Number 19K21070
Allocation TypeMulti-year Fund
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

佐竹 うらら  大阪大学, 工学研究科, 助教 (70828409)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2020-03-31
Keywords研磨加工 / スモールツール研磨加工 / 除去能率 / ガラスレンズ
Outline of Annual Research Achievements

高精度非球面レンズは,カメラの画像認識精度の向上に不可欠な素子である一方,加工コストの高さから,コスト要求が厳しい産業用カメラへの導入は進んでいない.本研究は,加工コスト上昇の最大の要因である「スモールツール研磨加工における除去能率の変動」の抑制を目的とし,工具表面における“切りくずの付着”が除去能率の変動に及ぼす影響を解明したうえで,その“切りくずの付着”を抑制する方法として,工具面内の加工液流れを効果的に利用することを考え,最適な加工液流れを精確につくり出すための「加工液流れの制御ユニット」を開発しようとするものである.
最終年度である今年度は,これまでに明らかにしてきた,工具表面の“切りくずの付着”が除去能率に及ぼす影響,および,工具表面に切りくずが付着するメカニズムにもとづき,切りくずの付着を抑制する加工液流れの制御ユニットの開発を行った.具体的には,前年度に引き続き,工具表面上において切りくずの付着が生じやすい位置に着目し,切りくずの付着の抑制に有効な加工液流れとして,切りくずの付着が生じやすい位置における切りくずの排出や剥離を促進可能な加工液流れの設計を行った.そして,その流れを精確につくり出すため,“表面に三次元構造を形成した工具”,“加工液の供給・吸引機構”および“工具の加振機構”をそれぞれ試作し,平面レンズを対象とした研磨加工実験に適用して効果の検証を行った.“表面に三次元構造を形成した工具”に関しては,三次元構造の形成精度に関して課題があることが明らかとなったことから,十分な精度で構造を形成可能な手法について追加の検討を行った.

  • Research Products

    (2 results)

All 2019

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] スモールツール研磨加工における除去能率の安定性向上2019

    • Author(s)
      佐竹うらら,榎本俊之,宮川鉄平,大住拓也,中川英則,舟橋克紘
    • Organizer
      2019年度砥粒加工学会学術講演会
  • [Presentation] ガラスレンズのスモールツール研磨加工における除去能率の安定性向上2019

    • Author(s)
      佐竹うらら,榎本俊之,宮川鉄平,大住拓也,中川英則,舟橋克紘
    • Organizer
      2019年度精密工学会秋季大会学術講演会

URL: 

Published: 2021-01-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi