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2019 Fiscal Year Research-status Report

成長期における骨吸収抑制薬の作用機序の解明

Research Project

Project/Area Number 19K21416
Allocation TypeMulti-year Fund
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

井澤 基樹  昭和大学, 歯学部, 助教 (20827373)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2021-03-31
Keywords抗RANKL抗体 / デノスマブ / ビスホスホネート / 破骨細胞
Outline of Annual Research Achievements

骨吸収抑制薬は破骨細胞形成や骨吸収機能を抑制し、骨密度を上昇させる作用をもつ。近年、この薬剤は小児の骨系統疾患である骨形成不全症やステロイド性骨 粗鬆症の治療にも使用され始めている。しかし成長過程の小児に対する骨吸収抑制薬の影響について、詳細は不明である。本研究では、破骨細胞分化を阻害する 抗RANKL抗体と破骨細胞の骨吸収機能を阻害するビスホスホネートを用いて、骨吸収抑制薬がマウスの成長(身長・体重)や硬組織(骨・歯)に及ぼす影響を解析することを目的とする。成長における疾患発症時期が異なるため、治療時期特異的なモデルマウスを作成し、治療開始から成長後の影響を解明することにより患者のQOLを向上する一助となると期待できる。現在短期治療モデルマウスの作成している。成長発達の特定の時期に骨系統疾患を発症し、骨吸収抑制薬の投与により小児期のうちに治癒・投薬を終了したケースの、成長後のQOLを解析するためのモデルである。時期特異的な破骨細胞抑制が成長後に及ぼす影響を解析できる。骨吸収抑制薬を種々の時期に短期に投与後、通常条件下で飼育して生体となった8週齢時に解析する。そのモデルマウスを使用して、成長解析、骨形態計測、歯および頭蓋骨の解析を行っている。成長解析は成長の指標として毎週体長・体重を計測する。骨形態計測は大腿骨・脛骨を採取し、マイクロCTを使用して、骨密度や骨幅、骨長などの計測を行い、骨量への影響について解析を行う。歯および頭蓋骨の解析は頭蓋骨を採取し、マイクロCTを使用して歯冠長、歯根長などの計測を行い、歯の萌出や歯槽骨骨量への影響について解析を行う。また、マイクロCTを使用して頭長や縫合、鼻軟骨への影響について解析を行う。今後組織標本、細胞のポピュレーション解析、遺伝子・タンパク解析を行っていく予定であり、長期モデルマウスも作成中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

現在短期治療モデルマウスの作成している。成長発達の特定の時期に骨系統疾患を発症し、骨吸収抑制薬の投与により小児期のうちに治癒・投薬を終了したケースの、成長後のQOLを解析するためのモデルである。時期特異的な破骨細胞抑制が成長後に及ぼす影響を解析できる。骨吸収抑制薬を種々の時期に短期に投与後、通常条件下で飼育して生体となった8週齢時に解析する。そのモデルマウスを使用して、成長解析、骨形態計測、歯および頭蓋骨の解析を行っている。成長解析は成長の指標として毎週体長・体重を計測する。骨形態計測は大腿骨・脛骨を採取し、マイクロCTを使用して、骨密度や骨幅、骨長などの計測を行い、骨量への影響について解析を行う。歯および頭蓋骨の解析は頭蓋骨を採取し、マイクロCTを使用して歯冠長、歯根長などの計測を行い、歯の萌出や歯槽骨骨量への影響について解析を行う。また、マイクロCTを使用して頭長や縫合、鼻軟骨への影響について解析を行う。今後組織標本、細胞のポピュレーション解析、遺伝子・タンパク解析を行っていく予定であり、長期モデルマウスも作成中であるが、同時に成長解析、骨形態計測、歯および頭蓋骨の解析を行っている。また、再現性を取るためもう少し実験が必要であると考えられる。

Strategy for Future Research Activity

現在長期治療モデルマウスの作成中である。出生直後に骨系統疾患を発症し、成体に至るまで投与を継続したケースの、成長後のQOLを解析するためのモデルである。骨吸収抑制薬を出生直後から週に1回ずつ継続して皮下投与を行い、8週目に解析を行う。長期治療モデルマウスは成長解析、骨形態計測、歯および頭蓋骨の解析を行う。 短期治療モデルマウス、長期治療モデルマウスともに、組織標本、細胞のポピュレーション解析、遺伝子・タンパク解析を行っていく予定である。また、再現性を取る必要がある。その後。日本小児科学会や歯科基礎医学会の研究関連学会で成果発表を行い、成果を論文として国際誌に投稿する。

Causes of Carryover

予定していた実験が予定より少し遅れてしまっているため差が生じてしまった。
よって、今回の使用はすべて実験に使用する物品費に使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Biological Effects of Anti-RANKL Antibody and Zoledronic Acid on Growth and Tooth Eruption in Growing Mice2019

    • Author(s)
      Motoki Isawa
    • Journal Title

      Scientific Reports

      Volume: 9 Pages: -

    • DOI

      10.1038/s41598-019-56151-1.

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2021-01-27  

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