2018 Fiscal Year Annual Research Report
タンザニアの看護職に対する早期必須新生児ケア普及に向けた教育活動促進のための調査
Project/Area Number |
18H06378
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
福冨 理佳 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (60826329)
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Project Period (FY) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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Keywords | Newborn / Tanzania / Nursing Education / Midwives |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、世界的課題である新生児死亡を防ぐために世界保健機関(World Health Organization: WHO)が提唱するEarly Essential Newborn Care (以下、EENC)のタンザニアでの普及を目指し、①タンザニアの医療施設におけるEENCの教育活動に対する看護職の意欲、認識、ニーズを明らかにし、②現場の教育活動における困難と課題の解決を図る環境調整を行い、その有効性と有用性を検証することである。 2019年2月にタンザニアに渡航し、現地研究協力者と研究計画の調整を行った。現地のNational Institute of Medical Research研究倫理審査委員会に研究計画書を申請し、現在審査進行中である。承認され次第、研究対象施設の研究許可を得た後に看護職7名を対象とした半構造化フォーカスグループインタビューの実施が可能である。 また、2018年9月にケニアで開催されたthe 13th Biennial ECSACON (East, Central and Southern Africa College of Nursing) Scientific Conferenceにて、 本研究に関連する研究についての口頭発表(演題名:the Twelve Weeks Process After Introducing Early Essential Newborn Care and Practical Behavior Changes by Midwives at an Urban Tanzanian Healthcare Facility)を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該年度にフォーカスグループインタビュー実施予定だったが、現在はタンザニアの研究倫理審査委員会による計画書審査進行中である。承認が得られ次第、研究実施できるよう現地研究協力者との調整は済んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は現地研究協力者ファシリテートによるフォーカスグループインタビューを実施し、対象施設におけるEENCの教育活動に対する看護職の意欲、認識、ニーズを明らかにする(目的①)。データの分析後、研究目的②に向けて、現場の教育活動における困難と課題の解決を図る環境調整の計画を対象施設の看護職とともに立案する。その際、タンザニアへの渡航を計画している(2020年2月予定)。
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