2019 Fiscal Year Research-status Report
変形性膝関節症患者の骨格筋変性に関連する因子の解明に向けた縦断研究
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19K21493
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
谷口 匡史 京都大学, 医学研究科, 助教 (00827701)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 変形性膝関節症 / 筋変性 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度ベースラインの測定を実施した対象者に対して、当該年度は、1年後のフォローアップ測定を実施している。膝OAの進行を判断するため、レントゲン撮像を行っているところである。当初の予定に比べ、やや遅れているものの、概ね対象者の追跡調査が進んでおり、最終的には計画通りに測定を完了できる見込みである。レントゲン撮像と同時に、膝機能や生活状況の確認を行っているところであり、今後、すべての測定が完了し次第、縦断的変化についての解析を予定している。 また、昨年度に実施した分析について、日本運動器理学療法学会にて発表を行った。膝OA患者の移動能力を含めた機能障害には、筋量指標ではなく、筋質指標が影響することを明らかにし、これらの関連は症候性であること、またOA重症度の悪化の影響を受けて機能障害が大きく悪化することを報告した。さらに、歩行特性と筋変性による関節症悪化の関連について分析を終えており、2020年度内に学会にて発表を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画では、年度内にベースライン測定を実施した対象者のフォローアップ測定を完了させる予定であった。しかし、観察期間である1年経過後にフォローアップ測定を行う必要があるため、順次、対象者の追跡を実施しているため、やや遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
対象者のフォローアップ測定を実施中であり、2020年度の早い段階でデータ収集が完了する見込みである。すべての測定が完了し次第、統計解析を行い、2020年度内に開催される学会にて発表を予定している。
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Causes of Carryover |
研究の進捗にやや遅れが生じており、それに伴う測定および分析にかかる費用が次年度にも必要となるため。
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Research Products
(4 results)