結婚相談サービスに内包された成婚メカニズムの実証的解明

2023 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 19K21716
• Research Institution: Tokyo Denki University
• Principal Investigator: 鈴木 翔 東京電機大学, 理工学部, 准教授 (40756855)
• Project Period (FY): 2019-06-28 – 2025-03-31
• Keywords: 結婚相談サービス / 成婚 / 配偶者選択

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、結婚相談サービスに内包された成婚メカニズムを実証的に解明することである。主な調査対象者は、日本最大手の結婚相談サービス事業者X社の会員である。前年度までの新型コロナウイルスの影響から、新たな調査の実施を断念し、国内外も先行研究のレビューを行い、すでに手元にあるデータから分析を行い、分析結果をいくつかの学会誌へ投稿した。そのとき得られたコメントをもとに、ジェンダーの視点から分析を行った新たな分析結果も現在投稿中である。

Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

新型コロナウイルスの影響で調査結果にバイアスがかかるため、新たなデータの収集を見送った。そのことから、研究の方向性を変え、すでに収集できたデータから分析を開始し、新たな知見が得られている。現在はその結果をまとめ、関連する学会誌に投稿している。

Strategy for Future Research Activity

国内外も先行研究のレビューを引き続き継続し、既存のデータやデータアーカイブに保存されているデータから、成婚メカニズムを明らかにする。来年度も引き続き、分析を進め、学術誌に論文として投稿、採択されることを目指す。

Causes of Carryover

昨年度まで続いた新型コロナウイルス感染症の影響から、研究の計画を変更したため。