2022 Fiscal Year Research-status Report
循環型社会に衣類を適用させる新指標の作成~「衣類=資源」という意識の醸成に向けて
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19K21730
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Research Institution | Bunka Gakuen University |
Principal Investigator |
熊谷 伸子 文化学園大学, 服装学部, 教授 (80328898)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡林 誠士 文化学園大学, 服装学部, 准教授 (30581813)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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Keywords | 循環型社会 / 回収衣類 / 資源化 / 処分方法 / 環境意識 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度においては、生活者と接する機会を有した調査および外部での回収衣類の調査を一部実施することができた。また、これまで実施してきたリユースや条件の厳しいリサイクルに適さない様々な衣類の再活用方法についても継続して検討を実施した。 生活者と接する機会を有した調査では、衣類の交換会を主催する企業と協力のもと、衣類を持参した生活者への聞き取りおよびそこで持参された衣類の内訳や詳細等の調査を実施した。加えて、外部での回収衣類の調査では、行政が企業と協力して実施している衣類回収の現場に参加し、その内訳や詳細等の調査を月1回実施し、現在も継続している。これらのデータからは季節ごとのアイテムや素材の割合、数量の変動等をデータとして蓄積することができており、現在も調査を継続している。 また、リユースや条件の厳しいリサイクルに適さない様々な衣類の再活用方法については、これまで取り組んできたバイオコークス技術の活用を軸に、生活者が実生活場面の中で衣類の循環やファッションにおける環境課題を意識することができるきっかけ作りとなるような場を含めた取り組みを提供、区の行政施設においてもイベント等を実施し、情報提供を行なった。一方で、活用方法の幅を拡げるための実験的検討も実施し、利用や応用範囲の拡大に向けた検討を現在も継続している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍による影響は一段落しつつも、実地調査や諸活動においては制限が一部継続されたため、実地調査の開始時期やその範囲についても当初予定からの変更を余儀なくされるという状況が継続した。一方で、本研究を通したことによる諸活動が認知されつつあることで、企業や行政からの協力を得ることができる機会が増えたことにより、生活者へのアプローチを含めた更なる展開も期待されている。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度から実施している調査を完遂した上で、当初目的を達成できるデータの確保および分析を実施することを計画している。また、リユースや条件の厳しいリサイクルに適さない様々な衣類の再活用方法についても生活者と接する機会を設けることで活用に向けた検討を進めていく計画である。
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Causes of Carryover |
理由:前年度に引き続き、コロナ禍の影響により想定されていた調査に伴う交通費や人件費の使用はなかったこと、また、成果報告もオンラインでの開催のみとなり交通費等の使用がなかったことも理由の一つである。 使用計画:本年度は実地調査の継続とそこで蓄積されてきたデータ分析を主に実施する予定である。また、当初予定されていた海外での実地見学や調査は現状から実施を開始することは困難であり、国内での情報提供を通じた生活者へのアプローチと調査に替えて活動を進めていく計画である。
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