2023 Fiscal Year Research-status Report
循環型社会に衣類を適用させる新指標の作成~「衣類=資源」という意識の醸成に向けて
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19K21730
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Research Institution | Bunka Gakuen University |
Principal Investigator |
熊谷 伸子 文化学園大学, 服装学部, 教授 (80328898)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡林 誠士 文化学園大学, 服装学部, 准教授 (30581813)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2025-03-31
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Keywords | 循環型社会 / 回収衣類 / 資源化 / 処分方法 / 環境意識 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度においては、生活者と接する機会を有した調査および外部での回収衣類の調査を引き続き一部では実施することができた。これまで実施してきたリユースや条件の厳しいリサイクルに適さない様々な衣類の再活用方法についても継続して検討を実施した。また、これまでの本研究内容の社会的還元を含め、公的機関ならびに関東圏の商業施設などでも展示報告を行ない、その中でさらに質的調査等も実施した。22年度から実施していた外部での回収衣類の調査(行政が企業と協力して実施している衣類回収の現場に参加し、その内訳や詳細等の調査を月1回実施)は23年度9月を以って終了し、月毎の1年間のデータを得ることができた。リユースや条件の厳しいリサイクルに適さない様々な衣類の再活用方法については、これまで取り組んできたバイオコークス技術の活用を軸に、生活者が実生活場面の中で衣類の循環やファッションにおける環境課題を意識することができるきっかけ作りとなるような場を含めた取り組みを提供、区の行政施設においてもイベント等を実施し、情報提供を行なった。加えて、関東圏の商業施設では。簡易的ではあるが再活用方法を体験しつつ生活者が学べる場所を提供している。一方で、活用方法の幅を拡げるための実験的検討も実施しており、様々な素材や条件について引き続き現在も検討を継続している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
実地調査や諸活動においては、実地調査の開始時期やその範囲についても当初予定からの変更を余儀なくされるという状況が継続した。また、本研究を通したことによる諸活動が認知され、企業や行政からの協力を得ることができる機会が増えたことにより、社会的還元に向けた新しい対応を試行・実施したことにもよる。
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Strategy for Future Research Activity |
完遂された調査についての分析および報告を進めることを最優先とし、研究を進める予定である。また、リユースや条件の厳しいリサイクルに適さない様々な衣類の再活用方法については、素材を提供頂ける企業なども新たに増えたことから、研究期間内において可能な限り検討を進めていく計画である。
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Causes of Carryover |
理由:学会報告が都内であったことも含め交通費や人件費の使用はなかった。また、当初予定していた全国規模での外部での調査実施は引き続き困難であったことから、近隣での報告や調査に留まるものとなったためである。 使用計画:現在実施または計画している展示報告の現場を活用して、生活者と結びつく活用可能なデータとして研究内容を分析していくことを最優先に検討している。また、全国規模での実地調査は諸事情から実施が困難となっているため、インターネット調査を含め検討している。
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