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2019 Fiscal Year Research-status Report

認知モデルに基づくメタ知識獲得のためのアクティブラーニングのフレームワーク

Research Project

Project/Area Number 19K21771
Research InstitutionWakayama University

Principal Investigator

曽我 真人  和歌山大学, システム工学部, 准教授 (60252839)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西村 竜一  和歌山大学, データ・インテリジェンス教育研究部門, 講師 (00379611)
尾久土 正己  和歌山大学, 観光学部, 教授 (90362855)
Project Period (FY) 2019-06-28 – 2022-03-31
KeywordsPBL / アクティブラーニング / 演劇 / 要素知識 / メタ知識
Outline of Annual Research Achievements

モノ作りとコト作りの2つの授業にてPBLで実践した.モノ作りについては,ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)の授業にて,要素知識として各種センサの知識や,AR,VRなどの提示手法の知識を教授し,それらを組み合わせて,新しく役に立つシステムを設計するというゴールを設定し,それを4名1組のグループでPBLとして実践した.一方,コト作りについては,ビジネス英語の授業にて,要素知識として,英語の文法知識,表現に関する知識,発音やイントネーションに関する知識,演劇のストーリー作りに関する知識,演劇を演じる際の動作や振る舞いに関する知識などを教授した.そして,それらの要素知識を駆使しながら,4人の登場人物が登場する英会話文を作成するというゴールを設定し,それを4人1組のPBLとして実践した.そして,グループ内の各学生に役を割り振り,発表会にて演劇風に英語で演じさせた.
さらにルーブリック評価のルーブリック表も作成した.HCIの授業では,設計したシステムについて,新規性,有用性,信頼性,了解性,PPTの表現,発表の説明などをルーブリック評価の観点とした.一方,ビジネス英語のルーブリック表の評価項目としては,文法の正しさ,表現の適切性,発音イントネーションの適切性,ストーリーの面白さ,演技の動作の適切さ,演技の発話の適切さ,会話文の量,などを評価項目とした.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

採択決定直後のR1年度の交付申請書に記載した研究計画通りに進めたので,この判断とした.
ただし,R1年度末の3月中旬に,UeLA&JADEシンポジウムにて,成果を発表する予定であったが,コロナ感染症が2月の時点で和歌山県で発生し,道中の交通機関で感染する危機感から,2月末の時点で発表をキャンセルした.なお,UeLA&JADEシンポジウムは,3月になって,現地開催の中止が決定し,原稿を投稿した人は,Web上に掲載された.しかし,原稿締め切り前に発表をキャンセルしたため,発表実績はない.研究は予定通り進展しているので,R1年度の成果は,R2年度の学会で発表したいと考えている.

Strategy for Future Research Activity

コロナ感染症対策のため,R2年度の第一クォータの授業は,対面での授業が禁止となっている.また,6月最終週から始まる第二クォータの授業も,情報系の授業は原則として対面授業を禁止し,オンライン授業となる.本研究課題では,グループワークと発表会を伴う教育実践が必要であるが,対面授業の禁止期間が延長された場合,その実施が困難となる.
R1年度の交付申請書に記載した研究の年次計画では,R2年度は,要素知識の学習をVOD化し,座学から反転授業に切り替えることとしている.しかし,対面授業が禁止であるので,大学の講義室に集まっての反転授業はできない.このため,一部VODを用意し,それを視聴したのち,対面授業をTeamsによるオンライン配信授業に置き換えて,各学習者が在宅にて課題を実施し,Moodleから提出することにより,反転授業に準じた学習形態を計画している.
グループワークについては,コトづくりの実践授業としてのビジネス英語が第2クォータの開講で,モノづくりの実践授業のヒューマンインタフェースデザインが第3クォータに開講であるが,対面授業禁止期間が延長された場合,それらのグループワークの実施が困難である.
Teamsなどの同期型遠隔コミュニケーションツールを用いて,グループワークを行うかどうかを検討中であるが,ネット上でのグループワークの学習効果がどの程度あるのかわからないため,受講学生の意見も聞きながら,進めていく.このため,グループワークについては,やむを得ず,中止する可能性もある.

Causes of Carryover

当初から購入を計画していた物品が値下がりしたため,残額が生じた.この残額は,R2年度に予定している物品購入に充てる予定である.

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Published: 2021-01-27  

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