2022 Fiscal Year Annual Research Report
Career support education to the care manager who realizes co-creative care for client of cancer and family
Project/Area Number |
19K21775
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
中谷 久恵 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (90280130)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 恵子 青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (10339773)
泉宗 美恵 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (40468228)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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Keywords | 介護保険制度 / ケアマネジメント / ICT教育 / 介護支援専門員 / eラーニング / がん看護 / ケアマネジメント実践力 |
Outline of Annual Research Achievements |
がんは日本の死因第一位を占め、死亡数は年々増加している。本研究では、がん療養者と家族が望む生活を実現する在宅ケアマネジメントをイメージ化できるICTを活用した教育方法を開発した。2019年度に在宅がん療養者への看取りのケアマネジメント実践尺度(以下、実践尺度)20項目の重要性と適切性における内容妥当性の検証として実践家と専門家へのヒアリング調査を実施して項目を整理し、介護支援専門員41人にこの項目へのパイロット調査を行った(有効回収率93.2%)。2020年に介護支援専門員768人を対象に、無記名自記式任意の個別回収法による質問紙調査を行い、425人(有効回収率55.3%)を分析し、実践尺度を作成した。2021年度には実践尺度の技術を動画事例で学べる映像教材を作成した。2022年度には看取り期のケアマネジメントを学ぶ動画事例からのコンテンツを搭載したWebの学習サイトを開設し、eラーニングによる学習が教育効果を高めるかを実践尺度20項目で評価した。研究対象となる介入群に対して平常業務を継続する対照群を設定し、教育効果を2群間で比較した。対象はA県内の69事業所の介護支援専門員240人へ依頼を行い、受講希望者52人を無作為に受講群と非受講群(対照群)に割付した。学習は1週目と2週目に前編10分と続編5分の動画事例を閲覧し、事例から出題される課題に自由記述の回答を投稿して相互に閲覧し、実践技術の事例解説の教材を読んで終了する内容とした。介入群は22人が完遂し、対照群は19人であった。受講前後と受講終了1か月後の3地点で両群間には3地点とも差はなかったが、群内比較では対照群には差がないものの、介入群は受講前後(<.001)と受講前と終了1か月(<.001)の2地点で有意にスコアが上昇しており、受講後から1か月後も技術得点は維持されていた。
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Research Products
(2 results)