2019 Fiscal Year Research-status Report
Development of a true social evaluation system and central drug efficacy evaluation
Project/Area Number |
19K22373
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Research Institution | Azabu University |
Principal Investigator |
菊水 健史 麻布大学, 獣医学部, 教授 (90302596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野元 謙作 麻布大学, 獣医学部, 特任助教 (30786976)
茂木 一孝 麻布大学, 獣医学部, 准教授 (50347308)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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Keywords | 集団行動 / マウス / LMT / 社会性 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウスの集団行動解析のために、Live Mouse Tracker (LMT)を立ち上げた。本システムはフランスパスツール研究所との共同研究である。 LMTの基礎設定項目の洗い出しを行い、複数個体の入れ違いの原因として、赤外線の乱反射ならびにRFIDトラッキングの遅延が影響することがわかった。これらをシステムとして改善し、ある程度の効果を得た。また同じシステムに自閉症スペクトラム障害のモデルマウスを入れて行動観察を実施したところ、モデルマウスのオスでは運動休息のリズムが一致しないことが明らかとなった。このような効果はメスでは認められず、ヒトでいわれるような自閉症スペクトラム障害の性差も観察された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新しいシステムであるLMTの本格始動に向けた条件設定、改善点を見出した。これらの修正を共同研究先であるパスツール研究所と進めている。合わせて、予備的ではあるが社会性の障害も見出されてきた。これらの知見は今後のシステムの完成ならびに社会性解析の本格的指導に向けて、有用であって。
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Strategy for Future Research Activity |
LMTの改善点をまずは修正する。場合によっては赤外線センサーの入れ替えなども実施する。並行して、自閉症スペクトラム障害のモデルマウス、オキシトシン神経系の障害マウスの集団がどのように形成、維持、崩壊するのかを明らかにしていく。
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Causes of Carryover |
LMTの改修にかかる時間が業者対応で遅れ、その分の実験が2か月遅れている。その後、コロナウイルス感染症問題で、さらに遅延したため
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[Book] 社会の起源2019
Author(s)
菊水 健史、市川 眞澄
Total Pages
162
Publisher
共立出版
ISBN
4320057961