2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K22400
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
谷本 博一 横浜市立大学, 理学部, 准教授 (60784907)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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Keywords | 生物物理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は基盤にかけられた外力の検出条件の検討を行った。基盤に加えた外力が引き起こす変形に基づいて、基盤にかけられた力の場所を大きさを逆問題を解いて求める実験系を構築した。この実験系に基づいて、牽引力顕微鏡によりnN程度の外力を検出できることを確かめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は基盤にかけられた外力の検出条件の検討を行った。基盤に加えた外力が引き起こす変形に基づいて、基盤にかけられた力の場所を大きさを逆問題を解いて求める実験系を構築した。この実験系に基づいて、牽引力顕微鏡によりnN程度の外力を検出できることを確かめた。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度は、細胞に加えた外力が引き起こす牽引力変化を検出する実験系を構築する。まず、別課題で構築したマイクロニードルを用いた摂動実験系を用いて、細 胞表面に外力を加えて牽引力変化を測定する。この実験を通じて牽引力場に摂動を与えるために必要な力の大きさを検討する。結果に基づいて細胞内磁気ピン セットのセットアップを最適化することを年度の目的とする。
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Causes of Carryover |
新型コロナのため装置の導入が計画より遅れている。
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