2019 Fiscal Year Research-status Report
神経変性疾患の本態解明に向けた定量的多核MRIの開発
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19K22605
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Research Institution | Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University |
Principal Investigator |
疋島 啓吾 沖縄科学技術大学院大学, 実験動物セクション, MRIスペシャリスト (30420219)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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Keywords | MRI |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、MRIの定量的な計測法の開発により、神経変性疾患の診断に資する非侵襲I技術を提案することである。本年度は、11.7テスラの超高磁場MRIを用い髄鞘形成不全マウスの脊髄標本を対象に多角的MRI計測を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究目的である神経変性の本態解明には、神経組織情報を捉えるMRI法の開発が重要である。初年度は、11.7テスラMRIとクライオプローブを用いた髄鞘形成不全マウス脊髄の超高感度計測により、組織緩和や磁化移動、拡散現象の定量的分析を進めた。このように着実に研究目的に向かって実験が進んでおり、順調に進んでいると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、研究協力者との定期的なグループミーティグにおいて緊密にディスカッションしなから研究計画に沿って実験を進めて行く。
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Causes of Carryover |
本研究目的において今年度は当初予定した実験に対し、より効率的な実験が安価に実現できたことで次年度使用額が生じた。次年度において研究を加速して進めるための機器の購入等に使用する。
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Research Products
(2 results)