2021 Fiscal Year Research-status Report
がん免疫療法看護の質評価指標開発に向けた探索的研究
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19K22734
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 冨美子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (40297388)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 彰 東北大学, 医学系研究科, 教授 (70361087)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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Keywords | がん免疫療法看護 / がん患者 / 看護の質評価 / 質評価開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、他のがん治療と比較して経験が少ないがん免疫療法看護の質評価指標開発に向けた探索的研究であり、面接調査(Phase1)で 質評価指標原案を作成し、専門職者(phase2)およびがん看護スペシャリスト(Phase3)によって質評価指標原案の内容妥当性を検討し、段階的に指標を精選させていくことを目的とした。 今年度は、質評価指標原案の6構成要素、67項目の構成要素・項目間の関連と内容および表現の妥当性、重要性、実行可能性を質問紙調査によって検討した。Phase2における妥当性と重要性は1項目、実行可能性は9項目を除いて採用基準0.78以上のI-CVIを確保した。6構成要素の妥当性、重要性は全て0.90以上のS-CVI/Aveを確保したが、4構成要素の実行可能性が0.86~0.89であった。妥当性、重要性、実行可能性が0.58~0.63だった1項目、実行可能性0.58だった1項目、自由記述で指摘を受けた1項目の計3項目について修正した。次いで、Phase3の調査における妥当性と重要性は全項目、実行可能性は1項目を除いて採用基準0.78以上のI-CVIを確保し、6構成要素の妥当性、重要性、実行可能性が0.90以上のS-CVI/Aveを確保した。 本研究はPhase1~Phase3の段階的な調査によって、十分な内容妥当性を備えたがん免疫療法看護の質評価指標を開発した。最終的に作成した質評価指標は、【がん免疫療法を受ける意思決定プロセスに添う支援】【がん免疫療法の安全性を確保するために行う支援】【がん免疫療法を継続するための支援】【多様なirAEに対応できるセルフケア能力を獲得する支援】【治療の長期化に伴う心理的社会的苦悩を緩和する支援】【医療者とのパートナーシップを育む支援】の6の構成要素、17の上位項目、67項目で構成された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2021年度が本研究課題の最終年度であり、質評価指標原案の妥当性、重要性、実行可能性に関する質問紙調査は計画通り終了したが、補助事業の目的をより精緻に達成するための研究の実施(学会参加、論文投稿など)を要する。
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Strategy for Future Research Activity |
科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)の目的をより精緻に達成するための研究の実施(学会参加、論文投稿など)を要するため、2022年度までの期間延長を申請し承認された。本研究による成果を広く公表していく予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍にあって、質問紙調査の実施に時間を要したため、計画していた国際学会、論文による成果公表まで至らなかった。補助事業の目的をより精緻に達成するための研究の実施(学会参加、論文投稿など)に使用する。
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Research Products
(3 results)