2020 Fiscal Year Research-status Report
"Nudge" Agents: A Basic Research of Agents Leading People to Well-Being
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19K22854
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
小野 哲雄 北海道大学, 情報科学研究院, 教授 (40343389)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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Keywords | ナッジ エージェント / ウェルビーイング / ヒューマンエージェントインタラクション / 環境知能システム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、2020年度は (a) プロトタイプシステムの実装の継続、(b) 人工知能学会におけるオーガナイズドセッションの開催、(c) 招待講演などの講演3件、および (d) 著書の出版などの研究活動を行った。 具体的には、(a) 本研究で提案する“ナッジ”エージェントのプロトタイプシステムの実装を継続し、技術的な問題点について検討を行った。次に、(b) 2020年度 人工知能学会全国大会(第34回:オンライン開催)において、オーガナイズドセッション(OS)「“ナッジ”エージェント:人をウェルビーイングへと導く環境知能システムの構築へ向けて」(2020年6月11日(木))を開催した。自身の発表を含め本OSでは6件の発表があり、80名以上の参加者により本研究テーマに関して活発な議論を行った。 さらに、(c) 本研究テーマに関連して、招待講演1件、依頼講演2件を行った。招待講演は、 2021 International Symposium on Big-Data, Cybersecurity and IoT (March 3-4, 2021, Online)であり、発表のタイトルは Intelligent Room using IoT Network and Personal AI Agents であった。また、第93回日本産業衛生学会(10/17(土), 2020, 札幌コンベンションセンター)、および、ET&IoT Digital 2020 (11/20(オンライン公開), 2020)において依頼された講演を行った。 最後に、(d) 書籍の分担執筆として、「プロジェクション・サイエンスがHAI研究に理論的基盤を与える可能性」(『プロジェクション・サイエンス』, 第5章, pp. 114-138, 近代科学社)を出版した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要で述べたとおり、研究計画調書で述べた、1. プロトタイプシステムの設計・実装、2. 研究成果の発表および議論、3. 他研究領域との交流を積極的に進めることができたため上記の評価となった。 プロトタイプシステムの実装において、既存の小型ロボットが壊れて動作しなくなったため、研究計画調書では設備備品費として予算計上していなかった小型ロボットを急遽購入し、研究を継続した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画調書で述べたとおり、今後は本研究の目的である“ナッジ”エージェントのプロトタイプの設計・実装をさらに進め、本システムを用いた評価実験を行い、当初提案した機能をシステムが有するかどうかを評価実験により検証していく予定である。さらに、本研究の成果を積極的に対外発表し、本研究計画の終了後、社会実装可能なシステムとするために研究を進めていく予定である。
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Research Products
(5 results)