2019 Fiscal Year Research-status Report
Eddy accumulation technique for trace gas flux measurements
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19K22914
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Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Principal Investigator |
斉藤 拓也 国立研究開発法人国立環境研究所, 環境計測研究センター, 主任研究員 (40414370)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高梨 聡 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (90423011)
坂部 綾香 京都大学, 白眉センター, 特定助教 (40757936)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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Keywords | 渦集積法 / フラックス / 揮発性有機化合物 / マスフローコントローラー |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度にあたる今年度は、渦集積システムの仕様について検討すると共に、システムの設計と組み立てを行った。渦集積システムの心臓部となる超高速応答マスフローコントローラーについては、特に通信方式に関する検討を行い、精度の高い制御が可能なデジタル通信方式を採用した。調達したマスフローコントローラーとデータロガーを組み合わせ、データロガーのデジタルインターフェースを介してマスフローコントローラーの流量制御が可能なことを確認した。渦集積システムの組み立てを行い、設定流量の変動に伴う流量応答性について検討を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
渦集積システムの仕様検討や組み立てなどおおむね計画通りに進んだ。
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Strategy for Future Research Activity |
過去に観測された大気乱流データをシステムに入力し、様々な大気乱流データに対する渦集積システムの応答性を検討すると共に、フィールドでのテストを開始する。
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Causes of Carryover |
マスフローコントローラーの検討に時間を要したため次年度使用額が生じた。検討結果に応じて、次年度に現行マスフローコントローラーの予備機あるいは別機種の調達に充てる予定である。
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