2021 Fiscal Year Research-status Report
テロ事件の発生は反移民態度を高めるのか―メタ分析による検討―
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19K23182
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
田部井 滉平 早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 助手 (00843947)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 反移民 / テロリズム / 排外主義 / メタ分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、本研究遂行に向けて必要な7つの手順、すなわち1.適格性基準の設定、2.文献の検索、3.研究のスクリーニングと適格性基準の検討、4.情報のコーディング、5.研究の質の評価、6.メタ分析の実行、そして、7.結果の評価と解釈のうち5つ目の手順までを完遂した。2021年度は実際にメタ分析を遂行する予定であったが、本研究と類似の研究(Godefroidt, 2021)が、2021年に公刊されたことを受け、研究の方向性を考え直す必要が生じた。そのため、2021年度は現在までの収集した文献のメタ分析を行いつつも、「移民に対する態度」をより広くとらえ、他に収集できる文献はないか検討した。そして、手順の2の段階を探索的に実行しながら、Godefroidt(2021)との差別化をはかるべく、研究のフレーミングを再設定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2021年度は、メタ分析を実行し、研究の公刊に向けて論文執筆を進める予定であった。しかし、類似研究が公刊されたことを受け、研究の方向性を見直す必要が生じた。そのため、進捗に遅れを生じてしまっている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在までに収集し、コーディング化したデータの分析を進める。そして並行してGodefroidt(2021)との差別化を図るために、より多くの文献を収集・追加し、コーディングしながら、探索的に追加の分析を実行する。しかし、恣意性を排除し、再現性を担保するために都度PRISMAチェックリストに照らしながら慎重に研究を進める。
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Causes of Carryover |
2020年度に引き続き、新型コロナウィルス感染症の影響で海外学会の聴講がオンラインで済んだので、旅費の支出が生じず、次年度使用額が生じた。2022年度も引き続いてオンラインでの開催が予想されるため、もともと海外学会への旅費として想定していた使用額をリサーチ・アシスタントの雇用に充てる予定である。具体的にはリサーチ・アシスタントを雇用し新たに公刊された文献やさらなる関連文献の収集・コーディングをともに行う予定である。
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