2021 Fiscal Year Research-status Report
ソーシャルメディアを活用した不妊治療を内包する生活の理解と社会的課題の検討
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19K23277
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Research Institution | Bunkyo University |
Principal Investigator |
白土 由佳 文教大学, 情報学部, 講師 (10715816)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 不妊治療 / ソーシャルメディア / ライフスタイル / インターネットリサーチ / 社会調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、ソーシャルメディアのデータ分析とインターネットリサーチの2つのアプローチから、不妊治療当事者の日常と治療のリアリティを構造化することを目指している。 2021年度は新型コロナウイルスの影響によって子の養育の必要性が生じ、当初の計画よりも大幅に遅れたため、最終年度として課題をまとめることが難しく、補助事業期間の延長を申請した。 このような状況のもと、2021年度は研究課題を段階的に分け、ソーシャルメディアのデータ分析の実践と方法論のまとめに取り組んだ。ソーシャルメディアのデータ分析では、Twitterを対象に不妊治療当事者のリアリティとメディアとしての役割を検討した。 2022年度は、インターネットリサーチによって得られた不妊治療中および不妊治療経験者2,500名の仕事やライフスタイルの関係に関する調査をまとめる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響によって子の養育の必要性が生じ、当初の計画よりも大幅に遅れたため、最終年度として課題をまとめることが難しく、補助事業期間の延長を申請した。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでソーシャルメディアのデータ分析を中心に研究を進めてきた。今後はインターネットリサーチによって得られた不妊治療中および不妊治療経験者2,500名の仕事やライフスタイルの関係に関する調査を分析し、ソーシャルメディアとインターネットリサーチの併用を通じて研究成果をまとめていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響によって子の養育の必要性が生じ、当初の計画よりも大幅に遅れたため、最終年度として課題をまとめることが難しく、補助事業期間の延長を申請した。その結果、最終年度である2021年度に使用しなかった経費が次年度使用額として生じた。次年度使用額については、ソーシャルメディアのデータ分析とインターネットリサーチの併用を通じたまとめのための関連書籍購入を予定している。
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Research Products
(2 results)