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2021 Fiscal Year Research-status Report

Exploring the Mother Tongue of Bilingual Children and their Language Acquisition

Research Project

Project/Area Number 19K23322
Research InstitutionDokkyo University

Principal Investigator

西 香生里  獨協大学, 法学部, 特任助教 (50844198)

Project Period (FY) 2019-08-30 – 2023-03-31
Keywords日英語二言語話者 / 言語習得過程 / 社会構成主義 / 言語学習方略 / 母語の探求
Outline of Annual Research Achievements

研究目的は、日英語二言語話者の会話における言語習得と母語の探求である。実施計画に基づき先行文献研究を引き続き行いつつ、被験者2名の児童生徒(研究開始時に11歳と13歳)と会話相手の家庭教師1名(成人)との日本語会話の音声を録音しテープ起こしをした内容を研究者が分析中である。分析方法は発話データベースCHILDESのCHATフォーマット(MacWhinney & 宮田, 2004)を使用し、被験者データを日本語(漢字仮名表記)からローマ字(分かち書き)へ書き起こしコーディング分析をしている。発話数と形態素を主に考察中である。同時に、相手とのやり取りにおいて、相手の言葉を受けて言い直したり文をつなげようとしたりする態度が発話から見られる場面に注目している。相手の言葉による被験者の発話促進への足場掛けの役割が見られるからである。社会構成主義的視点より、被験者である児童生徒への会話相手からのサポート的な言葉がけが、足場掛け(scaffolding)にもなり言語発達にも関わっていると考えられる。研究成果をまとめて発表予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

収集したデータが1年目が対面での実験会話、2年目がオンラインでの実験会話となり、データの扱いの比較検討と、データ分析に時間がかかっているため、やや遅れていると評価した。

Strategy for Future Research Activity

データ分析結果を考察し研究成果をまとめ論文執筆し、雑誌論文または学会口頭発表に応募投稿し2022年度に研究発表として報告する予定である。研究結果から得られた知見を少しでも二言語教育に還元できれば幸いであると考えている。

Causes of Carryover

2021年度も前年度同様、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から海外・国内学会がオンラインとなり、参加費のみで済んだことにより、旅費を使う必要がなく、また、実験会話を録音したもテープ起こしに至らず、取得済みのデータを分析中であったため、次年度使用が生じたが、本研究は今年度を最終年度の予定としているので、今年度の実験会話録音のテープ起こし代と録音に必要な記録媒体購入に使う等以外の残額が出た場合は返還予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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