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2022 Fiscal Year Research-status Report

オンライン大学で学ぶ女性の学習環境と自己調整学習

Research Project

Project/Area Number 19K23323
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

石川 奈保子  北海道大学, 高等教育推進機構, 助教 (40846896)

Project Period (FY) 2019-08-30 – 2024-03-31
Keywords自己調整学習 / 生涯学習 / オンライン大学 / eラーニング / 社会人学生 / 女性
Outline of Annual Research Achievements

eラーニング制大学通信教育課程(オンライン大学)で学ぶ女性の学習環境の現状をインタビュー調査することで、学習阻害要因と、その対処としてどのように自己調整学習をしているのかを明らかにすることを目的とする。オンライン大学の学生の約9割は社会人である。特に女性は、仕事に加え、家事・育児・介護も担いながら学習している場合も多い。女性の学習環境における問題点と理想、学習時間の確保や学習継続のための方略について検討することで、生涯学習の成功の方法構築に寄与したい。
2019年度と2020年度で、オンライン大学に在籍する女性社会人学生16人に対してインタビュー調査を実施した。(1)学習の目的、(2)学習環境の現状と理想、(3)学習をうまく進めるために工夫していること、(4)卒業後の自身の理想像、について、半構造化面接法を用いてインタビューした。収集したインタビューデータについて、分析テーマを(1)「オンライン大学での学習環境と学習方法」、および、(2)「オンライン大学で学ぶ女性の学習の目的と卒業後の理想像」と定め、分析を進めた。
2020年度は、分析テーマ(1)「オンライン大学での学習環境と学習方法」について、日本教育工学会にて成果発表を行った。2021年度は、分析テーマ(2)「オンライン大学で学ぶ女性の学習の目的と卒業後の理想像」について、日本教育工学会にて成果発表した。2022年度はこれらの研究発表をまとめ、再分析を進めた。2023年度は、最終的な成果として論文投稿を進めていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染症の流行により、インタビュー調査、分析の中断があった。また、学会・研究会での発表後、論文化に向けてインタビューデータの再分析をしているため。

Strategy for Future Research Activity

学会での発表をもとに、論文投稿を進める。投稿に際して、インタビューデータを再分析することで、対象者の学習環境や学習方略の変化、学習する理由の変化などのプロセスについての理論構築を目指す。

Causes of Carryover

2022年度の論文投稿を目指していたものの、分析が中断したため、投稿準備等にかかる額を使用することができなかった。
次年度は、論文執筆にかかる研究資料のための書籍代、英文抄録の翻訳チェック依頼費に使用する。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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