2021 Fiscal Year Annual Research Report
Verification of Suppression Effect of Zonal Flow on Electron Temperature Gradient Mode in Magnetized Plasma
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19K23426
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
文 贊鎬 九州大学, 応用力学研究所, 助教 (50734753)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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Keywords | ETGモード / 電子温度勾配 / E×Bフロー速度シア |
Outline of Annual Research Achievements |
核融合プラズマ閉じ込め装置での異常輸送の新たな要因として注目を集めている「電子温度勾配不安定性駆動乱流 (ETGモード)」の発生機構とそれに伴う輸送現象の解明が求められている. 本研究では磁化直線装置を用いてETGモードの帯状流(E×Bフロー速度シアなど)による抑制効果を明らかにすることを目指した. これまでの結果でミクロスケールの高周波数のETGモードのエネルギーが非線形結合によって低周波の揺動に移送され, 別の揺動励起に寄与しうることが明らかになった.また, 垂直方向電場によって形成されるE×Bフロー速度シアの強度が十分強くなるとETGモードが抑制されることを確認した. 一方, ある弱いE×Bフロー速度シアでもETGモードと低周波揺動の非線形結合度が強まり, ETGモードからのエネルギー移送が増加することでETGモードの揺動強度が減少することを実験的に観測した. 即ち, ETGモードは従来のE×Bフロー速度シアの効果のみならず,異スケール揺動間の非線形相互作用においても抑制され得ることを実証した。
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Research Products
(6 results)