2021 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K23532
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
瀬戸 里枝 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (70799436)
|
Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2023-03-31
|
Keywords | 衛星マイクロ波観測 / データ同化 / 陸域 / 雲水量 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、これまでAMSR-Eの運用期間に適用・CloudSatの雲水量プロダクトで評価を行ってきた雲水量推定手法を、AMSR2の運用期間に適用し、その妥当性を確認した。 検証のためのデータの不足から、高精度な評価は難しい状況であるが、AMSR-Eの期間と同様の妥当な結果が得られた。昨年度と一昨年度の研究実績により、雲水量データの生成が可能な期間と範囲が拡張され、本研究課題の目的の主要な部分が達成された。 また、本研究による雲水量データを大気モデルの初期値に同化することで、降水予測の向上にもつながることが示された。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究期間を3か月ほど残しているが、本研究課題の目的はおおむね達成された。
|
Strategy for Future Research Activity |
現地観測や打ち上げ予定の衛星データの利用も含めて、雲水量推定値のの高精度化、および、陸域のマイクロ波放射伝達特性の理解の深化を継続して行っていきたい。
|
Causes of Carryover |
産休および育児休業取得に伴う研究中断により、補助事業期間を延長しており、次年度に繰り越した。 研究成果の発表・オープンアクセス化、地上マイクロ波放射計による観測実験の実施等に使用する計画である。
|
Research Products
(4 results)