2020 Fiscal Year Annual Research Report
Novel mitochondrial ribosomal genes are associated with mitochondrial disorders
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19K23954
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
ヌルン・ナハール ボルナ 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 博士研究員 (30849609)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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Keywords | Mitochondrial Disorders |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者の所属する研究グループではこれまでに約600例のミトコンドリア病患者の全ゲノム解析を行ってきており、5人の患者においてミトコンドリアリボソソーム関連遺伝子のバリアントが病因であることが示唆されていた。本研究課題ではそのうち4人の患者で候補として挙げられた3つのミトコンドリアリボソソーム関連遺伝子に着目し解析を進めている。本年度はその他の遺伝子のバリアントの可能性も含め、これらの患者の発症の原因を特定するために、全ゲノム解析、RNA解析、次世代シーケンスによる詳細な解析を行った。その結果、先行研究により挙げられていた候補遺伝子の5’や3’非翻訳領域を病原候補バリアントとして同定した。同定された候補遺伝子の病原性を細胞生物学的に検証するために、患者由来皮膚線維芽細胞を用いて、以下のような解析を行なった。 同定したバリアントが遺伝子発現に与える影響を検証するためにナンセンス変異依存mRNA分解の解析を行った。 ATP産性能や酸素消費量などを測定し、ミトコンドリアの機能解析を行った。 次世代シーケンスやプロテオミクス解析を行い、結果を生物情報学的に解析にした。 これらの解析結果より候補遺伝子であるミトコンドリアリボソーム関連遺伝子が病原であることが強く示唆された。
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Research Products
(2 results)