2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of quantitative markers and MRI-based understanding of speech disorder in neurodegenerative diseases
Project/Area Number |
19K23975
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
齊藤 麻美 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (70851781)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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Keywords | 構造的脳MRI / 脳画像解析 / 音響分析 / 発話障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、音響分析と脳MRIを用いた脳白質・灰白質の定量解析を組み合わせることで、神経変性疾患における発話障害のメカニズムの解明、発話評価に役立つ客観的的指標の確立、臨床応用を目指すことである。 令和2年度、データ取得・解析に用いるための機器を購入し、データ収集・解析環境の整備を行った。さらに被験者の発話サンプル・脳MRI・臨床データの取得を開始した。発話サンプルの収集にあたり、まず所属機関がもともと所有していたマイクロフォンや録音機を用いて試みた。引き続きデータ収集を継続し、解析環境の強化などを行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による制限があり、被験者の発話サンプル・MRI取得を進められなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、被験者の発話サンプル・脳MRI・臨床データの収集を継続する。一定数のデータを収集した後、音響解析による発話サンプルの指標算出や脳MRIデータ解析を行い、発話障害に関わる脳部位についての傾向を探索する。
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Causes of Carryover |
解析に用いるワークステーションが、当初予定していたより安価となったため。また新型コロナ感染症の感染拡大により、検査に要する費用や学会に参加するための旅費が不要となったため。令和3年度、解析を効率よく進めるため、解析に関連する機器を追加で購入する予定である。
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