2020 Fiscal Year Annual Research Report
frailtyへの悪化に咀嚼機能の低下が及ぼす影響
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19K24081
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
堀部 耕広 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90801506)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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Keywords | 咀嚼機能評価 / フレイル |
Outline of Annual Research Achievements |
口腔機能の一部の咀嚼機能に注目し、咬合力、混和能力、主観的咀嚼能力といった3つの咀嚼機能の低下のいずれもFrailtyと関連していることが明らかになった。その他の先行研究においてもCHS基準において、健康な人とPre-frailの状態にある人との違いとして主観的口腔乾燥があることが挙げられているなど口腔の状態がfrailtyへ移行する時期に関連する可能性が示唆されている。 しかしこの最近の口腔とfrailtyに関する論文では、横断研究の結果のみで因果関係が明らかにされていない。そのため健康な状態からFrailtyへ移行していく段階での咀嚼機能の低下の影響を明らかにする必要がある。そうすれば咀嚼機能を改善することでFrailtyの予防に繋がることが考えられる。また、咀嚼機能の評価方法において、質問紙表による主観的な評価のみで行われているだけのものや、単一の評価方法のみでしか評価されていないためより確実な咀嚼機能評価との検討が必要である。 そこで今回は健常な状態からFrailtyへの移行に口腔機能のひとつである咀嚼機能の低下が影響しているかを明らかにすることを目的に、地域在住高齢者の縦断データを用いて検討を行った。
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Research Products
(2 results)