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2019 Fiscal Year Research-status Report

蝶形骨骨格形成初期におけるRunx2の細胞増殖機構の解明

Research Project

Project/Area Number 19K24105
Research InstitutionTokyo Dental College

Principal Investigator

三友 啓介  東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90844051)

Project Period (FY) 2019-08-30 – 2021-03-31
KeywordsRunx2 / 蝶形骨翼状突起 / 細胞増殖
Outline of Annual Research Achievements

今年度はRunx2と増殖活性を示す細胞との関連について検討するために、野生型とRunx2ヘテロ欠損の胎生期マウス(胎生14.5日)を用いて蝶形骨翼状突起内側板領域の間葉系細胞に、Runx2と細胞増殖活性を示すPCNAが共発現しているか二重蛍光免疫染色を用いて解析した。その結果、蝶形骨翼状突起内側板領域に野生型・Runx2ヘテロ欠損マウスともにRunx2とPCNAの共発現を示す細胞は認められたが、その両者に有意な差は認められなかった。また免疫組織化学染色(DAB染色)を用いて胎生期マウス(胎生14.5日)の翼状突起内側板領域のPCNA陽性間葉系細胞の数を野生型とRunx2ヘテロ欠損マウスで比較したが、これも両者に有意な差は認められなかった。
そこで、Runx2ホモ欠損マウスを用いて、蝶形骨翼状突起内側板領域をHE染色・トルイジンブルー染色を用いて観察したところ、胎生18.5日における翼状突起内側板領域は間葉系細胞の凝集は認められるものの、骨形成はおろか軟骨形成すら起こっていないことが明らかとなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

蝶形骨翼状突起内側板領域におけるRunx2とPCNAの共発現細胞の野生型とRunx2ヘテロ欠損マウスとの比較で有意な差がでなかったことから、研究開始初期において研究計画の再検討・変更を余儀なくされたため。

Strategy for Future Research Activity

野生型とRunx2ヘテロ欠損マウスとの比較では思うような結果がでなかったことから、Runx2ホモ欠損マウスも加えて、胎生初期における蝶形骨翼状突起内側板領域を形態学的観察をしたところ、Runx2ホモ欠損マウスでは間葉系細胞の凝集の低下と軟骨形成がされていないという事実がわかった。今後はRuxn2ホモ欠損マウスを加えて、細胞増殖活性の解析をすすめていくこととする。

Causes of Carryover

2か年計画であり、次年度予定通り1100000円の直接経費を使用予定である。
計画通り、物品費関係で使用していく

URL: 

Published: 2021-01-27  

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