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2019 Fiscal Year Research-status Report

Development of a new low back pain prevention and improvement program focusing on hip motor control for the older adult

Research Project

Project/Area Number 19K24181
Research InstitutionKyoto Tachibana University

Principal Investigator

宮地 諒  京都橘大学, 健康科学部, 助教C (50847001)

Project Period (FY) 2019-08-30 – 2021-03-31
Keywords股関節 / 腰痛 / 運動制御 / 高齢者
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,地域在住の高齢者を対象にした,股関節運動の“行い方”である制御不全と腰痛との関係性の調査と,継続的な股関節の運動制御に対する運動プログラムの効果検証である.近年,股関節の関節可動域や筋力だけでなく運動制御が腰痛と関連する新たな視点として着目されている.しかし,高齢者における運動制御と腰痛との関連や効果的なプログラムについては明らかにされていない.本研究では,地域在住の高齢者において股関節運動の制御不全と腰痛との関係性を明らかにするとともに,股関節の運動制御に対する運動プログラムの有用性を検討する.
研究方法として対象者に介入開始時と介入終了時に身体機能測定およびアンケート調査を実施する.介入期間には自身の不全がみられた運動方向に対する股関節運動制御練習を実施する.身体機能測定は股関節運動制御不全の評価、関節可動域を実施する.股関節運動制御不全の評価は股関節運動を実施した際の腰椎運動の程度を加速度計を用いて評価する.運動方向は股関節屈曲,伸展,外転,回旋とする.関節可動域の計測は他動的に股関節を動かした際の関節可動域をゴニオメータを使用して計測する.運動方向は股関節屈曲,伸展,外転,回旋とする.アンケート調査は疼痛に関する質問紙表を使用して行い,介護サービスの有無,病歴,腰痛の有無・程度・部位,活動状況の情報を入手する.
股関節運動制御練習の運動プログラムについては股関節運動制御の不全がみられた運動方向に対して股関節を動かした際に腰椎に過度の運動が出現しないように制御する練習を自己で12カ月間実施する.運動制御練習を実施する上で3~4カ月に一度,申請者が直接運動指導を行う.統計解析は介入前後ともに腰痛の程度と股関節運動制御不全の程度の比較はピアソンの相関係数を実施する.運動制御練習後の腰痛の程度,股関節運動制御不全の程度の比較には対応のあるt検定を実施する.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2019年12月に測定を一度行うことができたが、その際の参加者が少なく、腰痛者の数が十分に得られなかった。
また、感染症の流行の影響で2020年になってからの測定会や運動指導が行えない状況であった。

Strategy for Future Research Activity

地域在住高齢者の運動制御について現時点でのデータから学会発表、論文投稿を行う。また、感染症の流行が落ち着き次第測定会を行い、追加の測定・運動指導を実施し、効果を検証する。

Causes of Carryover

感染症の流行により測定会や学術大会が中止となり、次年度使用金が生じることとなった。
投稿予定の論文数が増えたため、論文の英文校正・投稿料とともに、有用と考えられる測定項目を追加するための機器購入(加速度計と同期する筋電計)に使用する予定である。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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