2019 Fiscal Year Research-status Report
レビー小体型認知症の在宅医療で多職種連携を担う看護師の思考と看護実践および課題
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19K24203
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
米山 真理 富山県立大学, 看護学部, 助教 (60846161)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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Keywords | レビー小体型認知症 / 在宅医療 / 多職種連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、多職種連携の要である看護師に焦点を当て、在宅医療でのレビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies:以下DLBとする)支援に対する看護師の思考と実践内容、および多職種連携における課題を質的帰納的分析により明らかにする。これらによって、地域包括ケアを見据えたDLBの人や家族にとってのより良い在宅医療支援の示唆を得ることができると考える。 本年度は先行研究による文献検討と面接ガイドラインの作成を実施した。また、研究参加者の選定では、まずネットワークサンプリングにて富山県内の認知症看護認定看護師22名のうち、DLBの人への看護を実践したことのある4名より面接の許可を得た。現在面接を実施するための日程調整をしている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属する大学が学部立ち上げ初年度にて、当初の予定以上に所属講座内での教育研究活動の準備や調整等に時間を割く必要があった。 さらに、新型コロナウイルス感染症の影響にて、リクルート先としていたDLBサポートネットワーク富山の研修会と交流会は中止となり、同じく訪問看護ステーションへ研究協力の依頼も送付できずリクルートができなかった。面接の許可を得た認知症看護認定看護師にも不要不急の外出自粛を考慮し、面接を実施できていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究参加者の選定およびリクルート、データ収集、データの分析までが2020年度前半までの計画であった。一番問題となるデータ収集のための面接ではWeb上での面接を検討し、その後データ収集と分析を同時に実施する予定である。 2020年度後半ではデータの解釈および学会発表、論文の執筆を行う予定である。
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Causes of Carryover |
研究のリクルートが遅れている状況のため、リクルートにかかる郵送費等や謝金、データ収集のための旅費は次年度に計上とする。また、データ分析にまで至っていないため、分析に必要となるパソコンやレーザープリンター等の設備備品の購入を次年度に延期した。
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