2022 Fiscal Year Research-status Report
効果的な睡眠指導の実施体制構築に向けた,睡眠に注意を要する者の探索的類型
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19K24210
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
岸 知輝 杏林大学, 保健学部, 助教 (80845123)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2024-03-31
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Keywords | 睡眠休養感 / 生活習慣 / 従業員 / 保健指導 / 類型化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、睡眠による休養の充足感と生活習慣を用いて、従業員を探索的に類型化し、各類型は睡眠や生活習慣に関してどのような問題を抱えているかを明らかにする。そして、類型に応じた保健指導の指針作成の一助とし、個別化された保健指導体制の構築を目指すことである。 本研究を進める上で時間を要している点は、類型に用いる変数の検討である。モデルの適合度だけではなく、どの変数を用いれば保健指導を行う現場の医療職が理解しやすいかを意識しながら、変数の検討を続けている。 今年度進めた点として、次の2点が挙げられる。 一つ目は、男性従業員の類型化である。類型に用いる変数として、睡眠による休養の充足感の有無、飲酒・喫煙・運動習慣、BMIで分析を行ったところ、40~50歳代は、5つのグループ(①休養充足感なし・運動なし・飲酒グループ、②肥満・時々多量飲酒グループ、③非飲酒グループ、④毎日飲酒・喫煙グループ、⑤飲酒・休養充足感ありグループ)に類型できることが示された。これについて、現在、論文投稿の準備を進めている。今後、60歳代の男性従業員についても解析を進めていく。 二つ目は、女性従業員に関してである。男性と同様、睡眠による休養の充足感の有無と生活習慣で類型化を行ってきたが、生活習慣以外にも、更年期障害との関連についても検討を進めている。更年期障害の者は、睡眠の変調やうつ、その他様々な自覚症状を抱えている。類型化を通して、自覚症状の特徴を明らかにしていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
従業員の類型に用いる変数の検討に時間を要しており、学会発表・論文投稿を当初の計画通りに進めることができなかった。モデルの適合度だけではなく、保健指導を行う現場の専門職も理解しやすい変数の検討を続けてきた。 男性従業員の類型に用いる変数が定まったため、今年度は論文投稿の準備を進めた。
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Strategy for Future Research Activity |
男性従業員の分析に関しては、類型に用いる変数が定まったため、成果をまとめている。2023年度中に、国際学術誌への投稿を予定している。 女性従業員の分析に関しては、生活習慣のみならず、更年期障害の睡眠への影響についても検討を進めていきたい。レセプト情報を用いて、更年期障害関連の受診歴も含めた分析を進めていきたい。
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Causes of Carryover |
男性従業員の類型に用いる変数の検討に時間を要しており、学会発表・論文投稿を当初の計画通りに進めることができなかった。現在、その変数が定まり、論文執筆を進めているため、次年度は論文投稿に向けた費用に使用する予定である。女性従業員の類型に関しても分析を進め、論文執筆を進めていく。
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