高齢者のドライスキン改善のための簡易的皮膚アセスメント法の開発

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 19K24225
• Research Institution: University of Fukui
• Principal Investigator: 青木 未来 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (20846638)
• Project Period (FY): 2019-08-30 – 2023-03-31
• Keywords: 高齢者 / ドライスキン / セラミド / アセスメント / 保湿ケア

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、臨床において簡易に実施可能な新たなドライスキンのアセスメント法を確立することである。この方法によって、保湿剤塗布の頻度や量を決定することができ、今まで改善できなかったドライスキンの改善ができることが期待される。
初年度に関係構築した、研究フィールドとする高齢者施設には新型コロナウイルスの影響により研究調査としてはほとんど入ることができなかった。健康成人を対象とした予備調査についても検討したが、サンプルである角層が十分採取できない可能性が高いと考え、研究調査を実施するには至らなかった。同時に、動物実験の可能性も検討を始めた。
HPLC解析のためにカラムの選択・入手を試みているが、予算の関係で入手には至っていない。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

サンプル収集、HPLC解析のための準備が整っていないことから、当初の予定より遅れていると判断した。

Strategy for Future Research Activity

今後施設入居高齢者および健康成人のサンプル収集、HPLC解析が出来るようになるまでに時間を要する可能性がある。対象者、解析方法ならびに動物実験の可能性について検討を進める。

Causes of Carryover

新型コロナウイルスの影響により計画を具体的に進めることができなかったため、次年度使用額が生じた。今年度は計画に沿って消耗品に使用することを計画している。