2022 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者のドライスキン改善のための簡易的皮膚アセスメント法の開発
Project/Area Number |
19K24225
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
青木 未来 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (20846638)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 高齢者 / ドライスキン / セラミド / アセスメント / 保湿ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、臨床において簡易に実施可能な新たなドライスキンのアセスメント法を確立することである。この方法によって、保湿剤塗布の頻度や量を決定することができ、今まで改善できなかったドライスキンの改善ができることが期待される。 まずサンプル収集と高速液体クロマトグラフ法(HPLC)解析の方法の検討を計画し研究フィールドとする高齢者施設の関係構築を進めた。施設入居中高齢者(88.41±9.59歳)の調査をしたところ、ターゲットとする四肢の皮膚状況は予想よりも良く、サンプルとなる角層の収集が困難であった。サンプル収集および対象施設の検討を始めたところで新型コロナウイルスの影響により研究が中断した。また、サンプル収集と同時に検討していたHPLCの使用について、専門家との関係構築に時間を要し、実際に解析を実施するには至らなかった。その後専門家との関係構築が進み、まずはTLCを実施するよう準備を開始した。今後はサンプル収集方法を再検討し、TLCを実施する予定である。
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